特許
J-GLOBAL ID:200903013910986627

傾斜計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-293114
公開番号(公開出願番号):特開平11-094546
出願日: 1997年09月17日
公開日(公表日): 1999年04月09日
要約:
【要約】【課題】 構造が複雑で調整が煩わしい水管式の傾斜装置や差動トランス式の傾斜装置を用いず、単一の傾斜計を所望の測量箇所に設置することにより、その箇所で生じる何れの方向の地盤傾斜でもその傾斜変動の傾斜方向と傾斜角度を測定し得るようにする。【解決手段】 何れの方向にも振れる振り子体の外周面にあって、位置的に90度の角度差のある二つの位置に、それぞれ標点を設定し、この各標点に対し間隙を介してそれぞれ対向しこの間隙の変位に感応して電気的信号を出力する変位センサーを配設し、この変位センサーで検知した上記二つの間隙の変位を基に傾斜変動の傾斜方向と傾斜角度を測定する。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 いずれの方向にも振れる振り子体の外周面にあって、この振り子体に想定した水平面上で互いに直交し且つこの振り子体の鉛直支軸と交わるX軸、Y軸の延長上でこの鉛直支軸から等距離にある二つの位置に、それぞれ標点を設定し、この各標点に対し間隙を介してそれぞれ対向しこの間隙の変位に感応して電気的信号を出力する変位センサーを配設し、前記変位センサーで検出した前記二つの間隙の変位を基に任意の方向の傾斜角の変動量を測定することを特徴とする傾斜計。【請求項 2】 重錘をユニバーサル軸受を介して吊り下げ、この重錘の円周面に90度の角度を隔てて導電体の標点を設置し、この各標点に対し間隙を介してそれぞれ対向しこの間隙の変位に感応して電気的信号を出力する渦電流式の変位センサーを配設し、前記変位センサーで検出した前記間隙の変位を基に任意の方向の傾斜角の変動量を測定することを特徴とする傾斜計。【請求項 3】 オイル中に浮き体を配設し、この浮き体をその下方のユニバーサル軸受に連結して前記浮き体を逆振りの振り子体とし、この浮き体の円周面に90度の角度を隔てて導電体の標点を設置し、この各標点に対し間隙を介してそれぞれ対向しこの間隙の変位に感応して電気的信号を出力する渦電流式の変位センサーを配設し、前記変位センサーで検出した前記間隙の変位を基に任意の方向の傾斜角の変動量を測定することを特徴とする傾斜計。
IPC (2件):
G01C 9/12 ,  G01C 9/06
FI (2件):
G01C 9/12 P ,  G01C 9/06 L
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 無指向性傾斜計
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-331878   出願人:株式会社土木計測研究所, 中央復建コンサルタンツ株式会社, 綜合計測株式会社
  • 特開昭63-063913
  • 特開昭63-101705

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