特許
J-GLOBAL ID:200903013946994065

洗浄作用成形品の家庭用洗剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-539164
公開番号(公開出願番号):特表2001-514690
出願日: 1998年03月04日
公開日(公表日): 2001年09月11日
要約:
【要約】本発明は、洗剤作用または洗浄作用を伴う成形品、特に錠剤、すなわち洗剤錠剤、食器洗い機用洗剤錠剤、シミ抜き錠剤または硬水軟化錠剤であって、医薬目的に広く使用され、かつ上記成形品の多孔性および毛管現象を増加させ、しかも高い水分吸着能を有するような伝統的崩壊剤を特別の形態で含むことによって、家庭用機械への使用に必要とする好適な崩壊速度を示す成形品に関する。上記の崩壊剤は、成形品中で顆粒形態または所望により共顆粒化形態で存在する。この崩壊剤の顆粒は、少なくとも20重量%の崩壊剤を含み、その粒径分布(フルイ分析)は、ダスト含量がわずか1%であり、崩壊剤顆粒全量の10重量%未満が粒径0.2mm未満でり、かつ残りの成形品成分の少なくとも50重量%が0.2〜3mmの範囲の粒径を有するようなものである。
請求項(抜粋):
1.成形品、特に錠剤の多孔性または毛管現象を増加させて高い水分吸着能を有する崩壊剤を少なくとも1つ含む洗濯作用または洗浄作用成形品であって、 崩壊剤は、顆粒形態、所望により共顆粒化形態で存在し、 崩壊剤の顆粒(崩壊剤顆粒)は、少なくとも20重量%の崩壊剤を含み、 粒径分布(フルイ分析)は、ダスト状微粒子が最大で1重量%、好適にはそれよりも少ない量で存在すると共に、崩壊剤顆粒全量の10重量%未満の粒径がO.2mm未満となり、かつ成形品中の他の成分の少なくとも50重量%が0.2〜3mmの粒径を有するようなものであることを特徴とする成形品。 2.崩壊剤顆粒は、25〜100重量%の崩壊剤を含む請求項1記載の成形品。 3.崩壊剤顆粒の少なくとも90重量%は、少なくとも0.2mmで最大で3mmの粒径を有する請求項1記載の成形品、特に錠剤。 4.粒径0.2mm未満の崩壊剤顆粒の割合は、0〜5重量%に最小化し、 崩壊剤顆粒の少なくとも90重量%は、少なくとも0.3mmで最大で1.6mmの粒径を有する請求項1または2記載の成形品。 5.崩壊剤顆粒は、50〜100重量%、特に少なくとも70重量%の崩壊剤を含む請求項1〜4のいずれかに記載の成形品。 6.崩壊剤顆粒は、共顆粒化形態で存在し、崩壊剤顆粒中の崩壊剤の含量は、20重量%よりも多く、かつ70重量%よりも少ない請求項1〜4のいずれかに記載の成形品。 7.崩壊剤顆粒を、1〜25重量%、好適には2〜15重量%、特に10重量%までの量で含む請求項1〜6のいずれかに記載の成形品。 8.成形品中の他の成分の少なくとも70重量%は、粒径0.2〜3mmである請求項1〜7のいずれかに記載の成形品。 9.崩壊時間は、水温25°Cのガラスビーカー試験で3分間よりも短く、好適には2分間よりも短く、 洗濯機中での溶解時間は、8分間よりも短く、好適には5分間よりも短い請求項1〜7のいずれかに記載の成形品。 10.成形品、特に錠剤の多孔性または毛管現象を増加させて高い水分吸着能を有する少なくとも1つの崩壊剤を含む洗濯作用または洗浄作用成形品を製造する方法であって、 上記崩壊剤は、顆粒形態、所望により共顆粒化形態で存在し、 崩壊剤顆粒は、少なくとも20重量%の崩壊剤を含み、その粒径分布(フルイ分析)は、ダスト状微粒子が最大で1重量%、好適にはそれよりも少ない量で存在すると共に、崩壊剤顆粒全量の10重量%未満の粒径が0.2mm未満となり、かつ成形品中の他の成分の少なくとも50重量%が0.2〜3mmの粒径を有するようなものであり、 崩壊剤顆粒を、まず他の成分に乾燥混合し、得られた混合物を成形、特に圧縮成形して、錠剤を形成することを特徴とする方法。 11.成形品の他の成分の少なくとも70重量%は、粒径0.2〜3mmである請求項10記載の方法。 12.他の成分は、顆粒形態で存在しおよび/または1またはそれ以上のコンパウンドとして合する請求項10記載の方法。 13.成形品、特に錠剤の多孔性または毛管現象を増加させて高い水分吸着能を有する、顆粒形態または共顆粒化形態の少なくとも1つの崩壊剤についての、洗濯作用または洗浄作用成形品への使用であって、 崩壊剤顆粒は、少なくとも20重量%の崩壊剤を含み、 粒径分布(フルイ分析)は、ダストが最大で1重量%で存在すると共に、崩壊剤の10重量%未満の粒径が0.2mm未満となるようなものであることを特徴とする使用。 14.請求項1〜9のいずれかに記載の洗剤成形品についての家庭用洗濯機への使用。 15.請求項1〜9のいずれかに記載の洗剤成形品を用いる洗濯法であって、 洗剤成形品を、家庭用洗濯機の洗剤投入室から洗濯液内に導入することを特徴とする方法。
IPC (3件):
C11D 17/00 ,  C11D 3/22 ,  C11D 11/00
FI (3件):
C11D 17/00 ,  C11D 3/22 ,  C11D 11/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • タブレット洗剤組成物の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-101893   出願人:ライオン株式会社
  • 固体洗浄剤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平2-409589   出願人:新田ゼラチン株式会社, 同和薬粧株式会社, 永和物産株式会社

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