特許
J-GLOBAL ID:200903013949744264

構造物の制震方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-329709
公開番号(公開出願番号):特開平10-054157
出願日: 1996年12月10日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 可変減衰装置を用いた制震方法において、装置発生減衰力を座標平面上に表される履歴特性の形状に基づいて制御し、効率の良い制震を可能とする。【解決手段】 剛性Kf の柱梁架構4内に可変減衰装置1を設置する。柱梁架構4のみの復元力Qs と、ブレース5との関係で剛性を0〜kの間で変化させる可変減衰装置1の装置発生減衰力Fとの和として与えられる層復元力特性について、あらかじめ対象となる層の周波数伝達特性をもとにエネルギー吸収特性が最適となるような層間の振幅Dと層復元力Qとの関係から特定の層復元力特性を設定しておく。可変減衰装置1の発生減衰力Fを、時々刻々の振動状態の変化に対し、座標平面上に表される層復元力特性の形状を相似形に維持するように制御する。層復元力特性の形状に基づく制御は装置部の状態量を測定するセンサ等と、簡易な制御装置で行うことができる。
請求項(抜粋):
剛性Kf の柱梁架構内に可変減衰装置を介在させて耐震要素を設置し、可変減衰装置を設置した層の柱梁架構のみの復元力Qs と、耐震要素との関係で剛性を0〜kの間で変化させる前記可変減衰装置の装置発生減衰力Fとの和として与えられる層復元力Q(=Qs +F)による層復元力特性について、時々刻々変化する振動状態に対し、対象となる層の地震または風に対する周波数伝達特性をもとに、前記可変減衰装置によって制御可能な範囲で、エネルギー吸収特性または応答低減効果が最適となるような層間の振幅D(t) と層復元力Q(t) との関係を与える特定の層復元力特性を選択し、前記可変減衰装置の発生減衰力Fを、時々刻々の振動状態の変化に対し、座標平面上に示される前記層復元力特性をほぼ相似形に維持するように制御することを特徴とする構造物の制震方法。
IPC (2件):
E04H 9/02 311 ,  F16F 15/02
FI (2件):
E04H 9/02 311 ,  F16F 15/02 A
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-194178

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