特許
J-GLOBAL ID:200903013950832517

緩やかな制動作用を有する液圧緩衝装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-299524
公開番号(公開出願番号):特開2001-140968
出願日: 2000年09月29日
公開日(公表日): 2001年05月22日
要約:
【要約】【課題】 ピストンに作用する流体の圧力に応じて漸進的に制動作用をする液圧緩衝装置を提供する。【解決手段】 液圧シリンダ1、2は車輌の車体に固定される。車輌の懸架装置の移動部材に固定されるピストン3が圧縮状態の時、固定ピン5により次第に細くなるピストン3の開口10を経て、上部室8内の流体の一部は下部室9に移るが、残りの流体は管27を経て、ばね17の力に抗して圧縮弁16のピストン18を押圧し、較正ポート19を開き、管25、ポート11を経て、下部室9に入る。このピストン18の抵抗により制動作用を生ずる。ピストン3が伸長状態の時、開口10の断面は次第に大きくなり、下部室9内の流体の一部は開口10から上部室8に移るが、残りの流体はポート11、管26を経て、ばね13の力に抗して伸長弁12のピストン14を押圧し、較正ポート15を開き、管24、27を経て、上部室8に入り制動作用は減少する。
請求項(抜粋):
車輌の車体に固定され、駆動流体を充填されたシリンダ(1、2)と、車輌の懸架装置の移動構成部分に固定され、前記シリンダ(1、2)内に軸線方向に摺動すると共に、前記シリンダを2個の連続する同軸の室(8、9)に分割するピストン(3)と、前記室の間にあって、これ等室を連結する連結手段とを具え、前記ピストン(3)の圧縮作用、及び/又は伸長作用に応じて、前記連結手段を通じて、前記室(8、9)の一方、又は他方に前記駆動流体を押圧するよう構成した液圧緩衝装置において、前記連結手段が (i)前記ピストン(3)の固定開口(10)内に導入されることによってこの固定開口に掛合する可変の断面を随意に有する少なくとも1個の固定ピン(5)と、(ii)前記駆動流体の圧力に応じて、調整可能に漸進的に開閉する較正断面通路(15、19)とを具えることを特徴とする緩やかな制動作用を有する液圧緩衝装置。
IPC (6件):
F16F 9/342 ,  B60G 17/08 ,  F16F 9/32 ,  F16F 9/34 ,  F16F 9/44 ,  F16F 9/50
FI (6件):
F16F 9/342 ,  B60G 17/08 ,  F16F 9/34 ,  F16F 9/44 ,  F16F 9/50 ,  F16F 9/32 L
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 減衰力調整式油圧緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-074471   出願人:トキコ株式会社
  • 制震構造物用減衰装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-271358   出願人:鹿島建設株式会社, 川崎重工業株式会社
  • 特開昭63-243542
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