特許
J-GLOBAL ID:200903013974191571

既設鉄筋コンクリート製建築物の耐震補強工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-368620
公開番号(公開出願番号):特開平11-193639
出願日: 1997年12月26日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 建築物の窓等における開口部の開放感を損なうことなく、また窓の開閉施錠操作が阻害されない耐震補強工事が可能で、施工作業の単純化や工期の短縮化を実現する既設鉄筋コンクリート製建築物の耐震補強工法を提供する。【解決手段】 補強すべき建築物の隣りあう柱3,3の間隔と一致するようにH形鋼を垂直および水平に各階に対応して梯子状に組み上げ鉄骨枠組構造物2を製作し、階ごとの枠組内にV字状のブレース7を組み込んでおく。縦鉄骨4および横鉄骨6をなす各H形鋼のウエブ部にスタッドを多数溶接しておく一方、建築物の表面に外部に向けて突出するアンカーを各縦鉄骨および横鉄骨と対応する位置に多数打ち込む。鉄骨枠組構造物2をその縦鉄骨4と横鉄骨6とが建築物の柱3および梁5に一致するように建築物の外面に配置し、H形鋼と柱3および梁5との間にモルタルを充填する。
請求項(抜粋):
既設の鉄筋コンクリート製建築物の窓等の開口部およびその近傍にV字形ブレースを取りつけ、該建築物を耐震補強することができるようにした耐震補強工法において、補強すべき建築物の隣りあう柱の間隔と一致するようにH形鋼を各階に対応した梯子状に組み上げて鉄骨枠組構造物を製作し、該鉄骨枠組構造物の階ごとの枠組内に構造部材をV字状にブレースとして組み込むと共に、縦鉄骨および横鉄骨をなす前記各H形鋼のウエブ部には鉄骨枠組構造物から直角の方向へ延びるスタッドを多数溶接しておき、前記建築物の表面には、外部に向けて突出するアンカーを前記鉄骨枠組構造物の各縦鉄骨および横鉄骨と対応する位置に多数打ち込んでおき、前記スタッドとアンカーとのそれぞれの突出部分が相互に入り組むように、前記鉄骨枠組構造物をその縦鉄骨と横鉄骨とが建築物の柱および梁に一致するように建築物の外面に配置し、各前記H形鋼と前記柱および梁との間にセメントモルタルを充填するようにしたことを特徴とする既設鉄筋コンクリート製建築物の耐震補強工法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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