特許
J-GLOBAL ID:200903013996943925

多重効用吸収式冷凍装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-302512
公開番号(公開出願番号):特開平8-159594
出願日: 1994年12月06日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 溶液回路8が簡素で、且つ効率の良い、エンジン排熱を利用した3重効用吸収式冷凍装置1の提供。【構成】 高温再生器2は排気排熱によって加熱され、中温再生器3は排気排熱と高温再生器2からの蒸気とによって加熱され、低温再生器4は排気排熱によってさらに加熱された温水排熱と中温再生器3からの蒸気とによって加熱される。これによって、低温再生器4のみが加熱比が大きくなる。一方、各再生器に溶液を循環させる溶液回路8の回路構成は、吸収器7の希溶液を高温、中温、低温再生器2、3、4の順に流す直列循環回路31の他に、吸収器7から直接、低温再生器4へ導くバイパス手段32を備え、低温再生器4のみ溶液流量を増大している。この結果、各再生器2、3、4の流量比を、加熱比に対応させることができ、効率が向上する。また、直列循環回路31にバイパス手段32を追加するのみで達成できるため、回路構成が簡素で済む。
請求項(抜粋):
(a)燃料を燃焼して動力を発生するとともに、排気排熱および温水排熱を発生するエンジンと、(b)このエンジンの発生した排気排熱を熱源として、吸収液を加熱し、吸収液から気化冷媒を蒸発させる高温再生器と、(c)前記エンジンの発生した排気排熱、および前記高温再生器で発生した気化冷媒の熱を熱源として、前記高温再生器で気化冷媒の一部が蒸発した吸収液を加熱し、吸収液から気化冷媒を蒸発させる中温再生器と、(d)前記エンジンの発生した温水排熱、および前記中温再生器で発生した気化冷媒の熱を熱源として、前記中温再生器で気化冷媒の一部が蒸発した吸収液を加熱し、吸収液から気化冷媒を蒸発させる低温再生器と、(e)前記高温、中温、低温再生器で発生した気化冷媒を凝縮して液化冷媒にする凝縮器と、(f)この凝縮器で液化した液化冷媒を低圧下で蒸発させ、気化冷媒とする蒸発器と、(g)この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液に吸収させる吸収器と、(h)前記吸収器で冷媒を吸収した吸収液を、前記高温、中温再生器をバイパスして、直接、前記低温再生器に導くバイパス手段とを備える多重効用吸収式冷凍装置。
IPC (2件):
F25B 15/00 303 ,  F25B 15/00

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