特許
J-GLOBAL ID:200903013998935830

車両用空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-345974
公開番号(公開出願番号):特開平5-178068
出願日: 1991年12月27日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 暖房運転時の窓ガラスの曇りを防止し、且つ車室内に必要な換気量を得るとともに、暖房負荷を少なくして冷媒圧縮機の省動力化を図る。【構成】 内気導入口8とフット吹出口10に連通する第1風路6内に冷媒圧縮機28の吐出側に接続された第1室内熱交換器29を配し、外気導入口11とデフ吹出口12に連通する第2風路7内に第1室内熱交換器29の下流側に接続された第2室内熱交換器30を配する。そして、第1風路6内に導入した内気を第1室内熱交換器29で加熱し内気循環により車室内を暖房して暖房負荷を大幅に少なくなるので省電力となる。また、第2風路7内に導入した外気温相当の外気を第2室内熱交換器30で加熱し外気導入によりフロント窓ガラスの曇りを防ぎ、且つ外気導入により車室内に必要な換気量を得る。さらに、第2室内熱交換器30内で冷媒のサブクール量を大きくとれるので省電力で所望の暖房能力が得られる。
請求項(抜粋):
(a)内気を導入する内気導入口、外気を導入する外気導入口、車両の窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフ吹出口、および車両乗員の足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口を有する送風ダクトと、(b)この送風ダクト内において車室内に向かう空気流を発生させる送風機と、(c)前記送風ダクト内に配され、冷媒と空気とを熱交換させて空気を加熱する室内熱交換器、およびこの室内熱交換器に高温高圧の冷媒を吐出する冷媒圧縮機を有する冷凍サイクルとを備え、前記送風ダクトには、前記内気導入口から導入した内気を前記フット吹出口へ送る第1風路と、この第1風路に並列して配され、前記外気導入口から導入した外気を前記デフ吹出口へ送る第2風路とを設け、前記室内熱交換器には、前記冷媒圧縮機から吐出された冷媒を前記第1風路内を流れる内気と熱交換させて冷却する第1熱交換部と、この第1熱交換部から流入した冷媒を前記第2風路を流れる外気と熱交換させて冷却する第2熱交換部とを設けることを特徴とする車両用空気調和装置。

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