特許
J-GLOBAL ID:200903014034553579
スラストベアリング荷重制御装置を有するタービンエンジン
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-528166
公開番号(公開出願番号):特表2001-506342
出願日: 1997年12月17日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】スラストベアリングにかかる前向き荷重の制御が改善され、バランスピストンを用いる必要性が軽減あるいは除去された、改良型タービンエンジンの設計が開示される。このタービンエンジンは長手方向の軸を有し、エンジン中で気体を加圧するためのコンプレッサーを備える。インペラーはインペラー後面と先端部を有する。エンジンはさらに、スラストベアリング上に架装されて軸を中心として回転するシャフトを備える。インペラーはシャフトに固定されてこれとともに回転する。エンジンケーシングの中に設けられた空洞部は少なくともインペラー後面によって画定され、インペラー先端部の圧縮気体と連通関係にある。エンジンはさらに空洞部と圧縮気体の両方と連通関係にある抽気を備えていて、空洞部がインペラー先端部および抽気からの圧縮気体によって与圧されるようになっており、これによってインペラー後面に荷重をかけ、したがってシャフトを通じてスラストベアリングに荷重をかける。好ましくは抽気からの圧縮気体は空洞部中の旋回流を低減することによって空洞部中の圧力を増加する。
請求項(抜粋):
エンジンケーシングに納められたタービンエンジンであって、該タービンエンジンは長手方向の軸を有し、かつ該タービンエンジンは: インペラー後面とインペラー先端部とを有するインペラーを具備し、前記タービンエンジン中で気体を圧縮するためのコンプレッサーと; スラストベアリングに架装されて前記軸を中心として回転し、かつ前記インペラーがその上に固定されてそれと共に回転するシャフトと; 前記エンジンケーシングの内部に設けられ、少なくとも前記インペラー後面で画定され、前記インペラー先端部において前記圧縮気体と連通関係にある空洞部と; 前記空洞部と前記圧縮気体の双方と連通する抽気と、を具備し、前記空洞部は前記インペラー先端部および前記抽気からの前記圧縮気体によって与圧され、よって前記インペラー後面に荷重をかけ、前記シャフトを通じて前記スラストベアリングに荷重をかけるタービンエンジン。
引用特許:
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