特許
J-GLOBAL ID:200903014083808248
PCR反応用プライマー混合物及び核酸の増幅方法
発明者:
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
清水 初志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-247123
公開番号(公開出願番号):特開平10-070984
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 プライマーと鋳型核酸とのミスマッチ、特に3'末端のミスマッチによる核酸の増幅の抑止または増幅率の低下を克服しうる改良プライマー、及び該プライマーを用いた核酸の増幅方法を提供する。【解決手段】 プライマーの中に、3'末端が鋳型DNAとミスマッチのものがあっても、有効なプライマー濃度を確保できるプライマーとして、3'末端側がハイブリダイズする鋳型DNA上の核酸領域を2塩基ずつまたは3塩基ずつずらした複数のプライマーを作製した。また、既知の構造遺伝子と同種の構造遺伝子の塩基配列を比較した場合、コドンの3番目に配列の相異がある可能性が高いことに着目し、この3塩基ずつずらした複数のプライマーの3'末端を、鋳型DNAにおいて第3コドンを構成する塩基以外に対応させた。該プライマー混合物を用いてPCR反応を行ったところ、遺伝子配列が未知である同種のDNAに対しても効率よく増幅反応が行われることを見いだした。
請求項(抜粋):
鋳型DNA上のハイブリダイズする核酸領域の3'末端をずらした複数のプライマーから成ることを特徴とする、PCR反応用プライマー。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA
, C07H 21/04
, C12Q 1/68
FI (3件):
C12N 15/00 ZNA A
, C07H 21/04 B
, C12Q 1/68 A
引用文献:
審査官引用 (2件)
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PCR実験マニュアル, 19911212, 初版, p.35-37
-
新生化学実験講座2 核酸III -組換えDNA技術-, 19921005, 第1版, p.336
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