特許
J-GLOBAL ID:200903014114382023

2値画像の細線化方式

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-118896
公開番号(公開出願番号):特開2006-268804
出願日: 2005年03月19日
公開日(公表日): 2006年10月05日
要約:
【課題】 デジタル2値画像(特に線図形)の細線化において生じる、交点、3分岐点、複雑分岐点、鋭角部付近で生じる心線(中心線)の歪みをなくすかあるいは非常に小さくする細線化方式を開発する。【解決手段】 あらかじめ、正確な細線化に必要な情報を豊富に含む背景領域の距離値付き心線(スケルトン)を求め、これを図形領域に延長した情報を用いて、Hilditchの細線化法における輪郭画素の削除過程で不足する角付近(凹部)の画素を追加削除し、細線化のための輪郭画素削除過程における輪郭線形状の正確な伝搬を可能にする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
細線化しようとする領域(以下図形領域といい、それを構成している画素を黒画素という)(/またはその背景となる領域(以下背景領域といい、それを構成している画素を白画素という))の輪郭追跡を行い、各輪郭点から互いに反対方向に輪郭線に沿ってk点(k=1,2,3,・・・)離れた輪郭点とを結ぶ2本の線分のなす角度が閾値以下のとき、その輪郭点を角点と認めて細線化処理で端点とすることを示すマークを付けたのち、 図形領域の輪郭画素を除去した画像(/または原画像の背景領域)の細線化を行って得られた心線に(白画素領域における距離変換で定まる)距離値を与え、最初に設定した端点(角点)から白画素領域心線に沿って一定の画素数(例えば20)だけ離れた点(それ以前に分岐点等に達すればその点)にもう一つの端点を設定してこの区間の線分を抽出し、 さらに、この線分を図形領域内に延長し、その延長線上の各画素に上記抽出線分上の距離値の分布から外挿計算して得られる距離値を与え、角点からこの延長線上をたどって距離値が角点における値より1だけ下がる画素までの区間に入る各画素を中心にその距離値で定まる半径の円領域を設定したうえ、Hilditchの方法等で黒画素領域を1層削った直後に、上記円領域群に入る黒画素を追加削除し、 以後はHilditchの方法等で黒画素を1層削るごとに、上記延長線分を距離値がさらに1だけ下がるところまでたどり、上記と同様の方法で設定された区間内の画素を中心とする円領域に入る黒画素を追加削除するという処理を繰り返すという原理により、最終的に得られる心線の歪みを非常に小さくする2値画像の細線化方式。
IPC (2件):
G06T 5/30 ,  H04N 1/409
FI (2件):
G06T5/30 A ,  H04N1/40 101D
Fターム (21件):
5B057CA06 ,  5B057CA12 ,  5B057CA16 ,  5B057CB06 ,  5B057CB12 ,  5B057CB17 ,  5B057CC02 ,  5B057CF01 ,  5B057DB02 ,  5B057DB08 ,  5B057DC03 ,  5B057DC05 ,  5B057DC08 ,  5B057DC17 ,  5B057DC22 ,  5C077LL19 ,  5C077MP04 ,  5C077MP07 ,  5C077PP05 ,  5C077PP51 ,  5C077PQ12

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