特許
J-GLOBAL ID:200903014176906037

形成異常の改善された診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 秀策 ,  安村 高明 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-501536
公開番号(公開出願番号):特表2006-503589
出願日: 2003年10月21日
公開日(公表日): 2006年02月02日
要約:
本発明は、INK4a遺伝子産物および細胞増殖についての少なくとも1つのマーカーの同時検出に基づいた形成異常の改善された診断のための方法に関する。特に本発明は、それぞれの細胞の増殖特性を特徴付けるのに適したマーカーの検出によって、INK4a遺伝子産物を過剰発現する形成異常細胞を、形成異常なしにINK4a遺伝子産物を過剰発現する細胞から識別する方法を提供する。増殖特性の特徴付けは、活性な細胞増殖に特徴的なマーカーもしくはマーカーのセットおよび/または遅延したかもしくは中断した細胞増殖に特徴的なマーカーもしくはマーカーのセットの検出を包含し得る。従って、本明細書に提示された方法は、組織学的かつ細胞学的な試料における形成異常の特異的な診断を可能にする。
請求項(抜粋):
生物学的サンプル内で、INK4a遺伝子産物を過剰発現する形成異常細胞を、INK4a遺伝子産物を検出可能なレベルで発現する他の細胞から識別するための方法であって、該方法は、少なくとも1つの単一の細胞内での少なくとも2つのマーカー分子の同時発現を、細胞学的試験手順または組織学的試験手順で決定する工程を包含し、ここで、少なくとも1つのマーカー分子は、INK4a遺伝子によってコードされる発現産物であって、かつ、少なくとも1つのさらなるマーカー分子は、細胞増殖マーカーであって、ここで、少なくとも1つのINK4a遺伝子産物の過剰発現および該単一の細胞内での検出可能なレベルでの活性な細胞増殖に対する少なくとも1つのマーカーの発現は、該細胞の形成異常状態の指標であって、ここで、該単一の細胞内における少なくとも1つのINK4a遺伝子産物の過剰発現、および老化、細胞末期分化、アポトーシスまたは細胞周期停止についての少なくとも1つのマーカーの検出可能なレベルでの発現は、細胞の非形成異常状態の指標である、方法。
IPC (5件):
C12Q 1/68 ,  C12Q 1/06 ,  G01N 33/48 ,  G01N 33/53 ,  G01N 33/566
FI (7件):
C12Q1/68 A ,  C12Q1/06 ,  G01N33/48 M ,  G01N33/48 P ,  G01N33/53 D ,  G01N33/53 M ,  G01N33/566
Fターム (46件):
2G045AA25 ,  2G045BA11 ,  2G045BB24 ,  2G045CB01 ,  2G045CB07 ,  2G045CB08 ,  2G045CB09 ,  2G045DA12 ,  2G045DA13 ,  2G045DA14 ,  2G045DA36 ,  2G045DA77 ,  2G045FA16 ,  2G045FA37 ,  2G045FB02 ,  2G045FB03 ,  2G045FB12 ,  4B024AA11 ,  4B024BA80 ,  4B024CA09 ,  4B024CA12 ,  4B024HA13 ,  4B024HA14 ,  4B063QA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ02 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ21 ,  4B063QQ53 ,  4B063QQ79 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR35 ,  4B063QR40 ,  4B063QR42 ,  4B063QR48 ,  4B063QR56 ,  4B063QR62 ,  4B063QR66 ,  4B063QS16 ,  4B063QS25 ,  4B063QS33 ,  4B063QS34 ,  4B063QS36 ,  4B063QX01 ,  4B063QX02
引用文献:
審査官引用 (5件)
  • HUMAN PATHOLOGY, 200209, V33 N9, P899-904
  • Proceedings of AACR Annual Meeting,Vol.42(Suppl.)(2001)p.356
  • Acta.Cytol.,Vol.46,No.1(Suppl.)(Jan.-Feb.2002)p.156
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