特許
J-GLOBAL ID:200903014185690977

斜交部材を有する送受アンテナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-515980
公開番号(公開出願番号):特表平8-507660
出願日: 1993年11月16日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】電磁エネルギを同時的に送受するためのアンテナ(102)を提供する。アンテナ(102)は、第1および第2の送信素子(104,106)と、第1および第2送信素子が電磁界を輻射するように、第1送信素子(104)に第1の電流を、第2送信素子(106)に第2の電流を供給するための送信機(108)とを備える。好ましくは、供給される第1および第2電流は実質的に等しいのがよい。アンテナ(102)はさらに、第1および第2送信素子中を流れる電流間の差を感知するための感知手段(120)を備える。この電流差は、アンテナがこの電流により外部電磁界を有効に受信するように、アンテナ外部の電磁界により引き起こされる。
請求項(抜粋):
(1)電磁エネルギを同時的に送受するためのアンテナであって、 第1および第2の送信素子と、 該第1および第2送信素子が電磁界を輻射するように、第1送信素子および第2送信素子に、実質的に等しい第1の電流および第2の電流を供給するための手段と、 第1および第2送信素子中を流れる電流間の差であって、アンテナが電流差を感知することによって外部電磁界を有効に感知するようにアンテナ外部の電磁界により惹起される差を感知するための手段とを備える送受アンテナ。(2)前記第1および第2送信素子が、各々、軸線と、第1および第2の端部を有する第1の部分と、該第1部分の第1および第2端部間に、前記軸線に関して予定された角度で延びる第2の部分とを有するアンテナループを構成しており、前記第1および第2送信部材が、それぞれの第2部分に沿って相互にほぼ平行でかつ若干離間されており、前記第1送信素子の前記の予定された角度と前記第2素子の前記の予定された角度が、傾斜したゼロ帯域が得られるように、90°以外の角度値に実質的に等しい請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(3)前記第1部分が、各々軸線にほぼ平行な第1および第2の辺と、該第1および第2辺にほぼ垂直で該両辺間に延びる第3の辺とを含む請求の範囲第2項記載の送受アンテナ。(4)前記第1および第2送信素子が、各々、軸線と、各々該軸線にほぼ平行な第1および第2の辺と、該第1および第2辺にほぼ垂直でかつ該両辺間に延びる第3の辺と、前記第1および第2辺間に前記軸線に関して予定された角度で延びる第4の辺とを有するアンテナループより成り、前記第1および第2送信部材が、それぞれの第4辺に沿って相互にほぼ平行でかつ若干離間されており、前記第1送信素子の前記の予定された角度と前記第2素子の前記の予定された角度が、傾斜したゼロ帯域が得られるように、90°以外の角度値に実質的に等しい請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(5)前記第1送信素子がアンテナループを構成している請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(6)前記第1および第2送信素子が第1および第2のアンテナループをそれぞれ構成する請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(7)前記第1および第2アンテナループが単一の導電ワイヤより成る請求の範囲第6項記載の送受アンテナ。(8)前記第1送信素子の面積が、前記第2送信素子の面積に実質的に等しく、前記第1および第2電流を供給するための手段が、第1送信素子に第1の角度方向で第1電流を供給し、前記第2送信素子に第1角度方向と反対の第2の角度方向で第2の電流を供給するための手段より成り、それによりアンテナにより発生される電磁界の遠隔場での相殺が実質的に達成される請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(9)前記感知手段が一次巻線を有する変成器を含み、前記第1送信素子内の電流が第1の方向において前記変成器一次巻線中を流れ、前記第2送信素子内の電流が、前記第1方向と反対の第2方向で変成器一次巻線中を流れるように、変成器が前記第1および第2送信素子に接続されており、それにより、前記第1および第2送信素子中を流れる電流が等しいとき変成器により発生される磁束がゼロとなり、第1および第2送信素子中を流れる電流が等しくないときそれがゼロとならないようになされている請求の範囲第1項記載の送受アンテナ。(10)電磁エネルギを同時的に送受するアンテナであって、 主アンテナと、 該主アンテナのインピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する非輻射性負荷回路と、 前記主アンテナが電磁界を輻射するように主アンテナに第1の電流を供給するための手段と、 前記非輻射性負荷回路に供給される第2の電流が主アンテナに供給される前記第1電流に実質的に等しくなるように、前記非輻射性負荷回路に第2電流を供給するための手段と、 前記主アンテナと前記非輻射性負荷回路中を流れる電流の差を検知するための手段とを備え、前記電流差が、アンテナが該電流差を感知することにより外部電磁界を有効に受信するように、アンテナ外部の電磁界により引き起こされることを特徴とする送受アンテナ。
IPC (2件):
H01Q 11/12 ,  H01Q 21/00
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開平1-236399
  • 特表昭63-502394
  • 特公昭61-044359
全件表示

前のページに戻る