特許
J-GLOBAL ID:200903014204657129

閉輪郭抽出方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-090747
公開番号(公開出願番号):特開平5-290168
出願日: 1992年04月10日
公開日(公表日): 1993年11月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、動的計画法(DP)方程式の枠組で、より効率的に最適解を得ることができる閉輪郭抽出方法及び装置を提供することを目的とする。【構成】 本発明は、点列の値の組み合わせに対する関数の最小値を記憶する第1のテーブル5と、最小値に対応する点列の値に対応する所定の指標を記憶する第2のテーブル4と、点列の値を入力する入力手段1と、入力手段1により入力された点列の値を前記指標により変換されたデータのエネルギーを算出する算出手段9と、エネルギーと第1のテーブル5に記憶されている関数の最小値を加算する加算手段10と、加算手段により加算されたデータの最低値を求める最小値検出手段とを有する。
請求項(抜粋):
画像中の対象物体の近傍に有限の点列C={υi =(xi ,yi )}、i=1,2,...nからなる閉輪郭Cを置き、該輪郭線が位置している画像上の輝度勾配で定義される画像のエネルギー:【数1】と、該閉輪郭線自身の局所的な形状で定義される該閉輪郭線の内部エネルギー:【数2】の両者の総和:【数3】が最小になるよう、すべての点列υi をその近傍で移動させ、該画像のエネルギーと該内部エネルギーの和が減少しなくなるまで該点列υi の移動を反復することにより最終的に対象物体の閉輪郭を抽出する方法において、n段の点列υi (1≦i≦n-1)を算出し、点列υi (1≦i≦n-1)の最適位置の候補値υi * を、1≦i≦n-4については、関数ψ(υi+1,υi+2,υn-1,υn )の関数として算出及び記憶し、点列υi (1≦i≦n-1)の最適位置の候補値υi * を、n-3≦i≦n-1については各々ψn-3 n-2 n-1 n ),ψn-2 n-1 n ),ψn-1 n )の関数として算出及び記憶し、算出された前記点列υi の最適位置の候補値υi * が取り得る値のすべての組み合わせに対して独立に実行できることに着目して、並行に該候補値の算出を実行し、(但し、i=n-3,n-2,n-1については、各々(υn-2 n-1n ),(υn-1 n ),(υn )の組み合わせとなる)第n段において、最小化【数4】により、点列υn の最適値υn * を算出し、第n段で求めた前記最適値υn * に基づいて点列(υi+1,υi+2,υn-1,υn )の値の組み合わせに対する最小値が記憶してあるテーブルを順に参照することにより、残りの点列υi (i=n-1,n-2,...,1)の最適値υi * (i=1,...,n)を求め、点列υi (i=1,2,...,n)のとり得るすべての組み合わせの中から、前記エネルギーの和が最小となる最適ベクトル組υi * ,i=1,...,nを求めることを特徴とする閉輪郭抽出方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-183149

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