特許
J-GLOBAL ID:200903014214030604

車両、特に自動車のためのホイールブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-522612
公開番号(公開出願番号):特表平8-510316
出願日: 1994年04月07日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】本発明の目的は、ブレーキ作動の制御性及び効率を改善することである。ホイールブレーキ(10)は、電動モータ(12)と緊締装置(11)との間に、ブレーキパッド(35,36)を当て付けるための歯車伝動装置(13)を有している。この歯車伝動装置(13)は、互いに異なる伝達比の互いに平行な2つの歯車列(14,15)を備えている。両歯車伝動装置(14,15)の駆動側は、電磁的に切換え可能な第1のクラッチ(19)に連結可能である。被駆動側では、両歯車列(14,15)の間に、回転方向に関連して切換え可能な第2のクラッチ(28)が配置されている。電動モータ(12)及び第1のクラッチ(19)を制御することによって、緊締装置(11)の種々異なる接近速度及び緊締力が得られ、ブレーキパッド(35,36)の隙間をモータ駆動によって調節することができる(図1)。
請求項(抜粋):
車両、特に自動車のためのホイールブレーキ(10)であって、-ブレーキパッド(35,36)を、ねじ山付きスピンドル伝動装置(27)のスピンドル(26)によってブレーキドラム又はブレーキディスク(37)に当て付けるための緊締装置(11)が設けられており、-前記緊締装置(11)を作動するための電動モータ(12)が設けられており、-前記電動モータ(12)と前記緊締装置(11)との間に歯車伝動装置(13)が配置されており、該歯車伝動装置(13)が、互いに平行な2つの歯車列(14,15)を有しており、これらの歯車列(14,15)のうちの第1の歯車列(14)が、前記電動モータ(12)によって直接駆動可能で、かつ第2の歯車列(15)よりも大きな伝達比を有しており、該第2の歯車列(15)が、被駆動側でスピンドル(26)に結合されており、-電磁的に切替え可能な第1のクラッチ(19)が設けられており、該第1のクラッチ(19)が、前記両歯車列(14,15)の、前記電動モータ(12)に配属された両駆動側の間に配置されており、-切替え可能な第2のクラッチ(28)が設けられており、該第2のクラッチ(28)が、前記両歯車列(14,15)の、緊締装置(11)に配属された両被駆動側の間に配置されている形式のものにおいて、-前記電動モータ(12)が両回転方向で駆動可能であり、-前記第2のクラッチ(28)が、回転方向に関連して切換え可能で、かつホイールブレーキ(10)の緊締の際にトルクを前記第1の歯車列(15)から前記第2の歯車列(15)に伝達可能で、ホイールブレーキ(10)の解除の際にトルクを第2の歯車列(15)から第1の歯車列(14)に伝達可能であることを特徴とする、車両、特に自動車のためのホイールブレーキ。

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