特許
J-GLOBAL ID:200903014349648586

熱可塑性ポリエステルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-119353
公開番号(公開出願番号):特開平10-310638
出願日: 1997年05月09日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 ポリマー中の末端カルボキシル基含量及び末端ヒドロキシル基含量が少なく、成形時及び高温下使用時における発生有機ガスの低減された熱可塑性ポリエステルを短い反応時間で効率的に製造する方法を提供する。【解決手段】 ジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体とグリコールとを主な構成要素とし、末端の一部又は全部がカルボキシル基又はヒドロキシル基を有する単官能化合物で置換された熱可塑性ポリエステルを、金属触媒存在下、エステル交換もしくはエステル化反応を行い、次いで重縮合反応を行うことで製造するに際し、反応の任意の段階で含窒素有機塩基を熱可塑性ポリエステルに対して2〜50mmol/kg 添加し、更に重縮合反応時に特定の有機リン化合物を熱可塑性ポリエステルに対して2〜50mmol/kg添加することを特徴とする、カルボキシル末端基量が20meq/kg以下、ヒドロキシル末端基量が40meq/kg以下である熱可塑性ポリエステルの製造方法。
請求項(抜粋):
ジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体とグリコールとを主な構成要素とし、末端の一部又は全部がカルボキシル基又はヒドロキシル基を有する単官能化合物で置換された熱可塑性ポリエステルを、金属触媒存在下、エステル交換もしくはエステル化反応を行い、次いで重縮合反応を行うことで製造するに際し、反応の任意の段階で含窒素有機塩基を熱可塑性ポリエステルに対して2〜50mmol/kg 添加し、更に重縮合反応時に下記一般式(1)で表される有機リン化合物を熱可塑性ポリエステルに対して2〜50mmol/kg添加することを特徴とする、カルボキシル末端基量が20meq/kg以下、ヒドロキシル末端基量が40meq/kg以下である熱可塑性ポリエステルの製造方法。(Ar-O)nP(=O)m(X)3-n (1)〔式中、mは0又は1、nは1から3までの整数であり、Arはアリール基、Xは水素原子、水酸基、炭化水素基又はハロゲン原子であり、それぞれ同一でも異なっていてもよい。〕
IPC (2件):
C08G 63/91 ,  C08G 81/00
FI (2件):
C08G 63/91 ,  C08G 81/00

前のページに戻る