特許

J-GLOBAL ID：200903014359624596

高強力高弾性率繊維の製造方法

発明者： 中川 潤洋 ,  実藤 徹 ,  岸野 喜雄 ,  杉田 幸男
出願人/特許権者： 株式会社クラレ
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-069084
公開番号（公開出願番号）：特開平5-230715
出願日： 1992年02月17日
公開日（公表日）： 1993年09月07日
要約：

【要約】【目的】 耐薬品性、耐摩耗性に優れた高強力・高弾性率繊維を得る。【構成】 芯成分(A)が異方性溶融相を形成する芳香族ポリエステル(TLC<SB>1</SB>と略す)、鞘成分(B)がポリフェニレンサイフアイド(PPSと略す)に異方性溶融相を形成する芳香族ポリエステル(TLC<SB>2</SB>と略す)を10〜50wt%ブレンドしたポリマーからなる芯鞘複合繊維を製造する方法において、該TLC<SB>2</SB>および該PPSとして、TLC<SB>2</SB>とPPS溶融粘度をそれぞれη<SB>T</SB>、η<SB>P</SB>とするとき、η<SB>T</SB>>η<SB>P</SB>-500(poise)であるポリマーを用い、剪断速度(γ)を10<SP>4</SP><γ<10<SP>6</SP>(sec<SP>-1</SP>)で、かつ紡糸ドラフトDを10<D<100の条件のもとに紡糸する。

請求項（抜粋）：

芯成分が異方性溶融相を形成し得る芳香族ポリエステル(以下TLC<SB>1</SB>と略す)、鞘成分がポリフェニレンサルファイド(以下PPSと略す)と異方性溶融相を形成し得る芳香族ポリエステル(以下TCL<SB>2</SB>と略す)のブレンド物であり、鞘成分中におけるTCL<SB>2</SB>のブレンド割合が10〜50重量%である芯鞘複合繊維を製造する方法において、該TCL<SB>2</SB>および該PPSとして、TCL<SB>2</SB>、PPSの温度T<SB>S</SB>、剪断速度100sec<SP>-1</SP>で測定した溶融粘度をそれぞれη<SB>T</SB>、η<SB>P</SB>とするときη<SB>T</SB>>η<SB>P</SB>-500 (poise)(但し、T<SB>S</SB>はTCL<SB>2</SB>の融点MPが290°C以上の場合はT<SB>S</SB>=MP+10°C、それ以下ではT<SB>S</SB>=300°C)であるポリマーを用い、ノズル通過時の剪断速度(γ)を10<SP>4</SP><γ<10<SP>6</SP>(sec<SP>-1</SP>)で吐出し、かつ紡糸ドラフトDを10<D<100として紡糸することを特徴とする高強力高弾性率繊維の製造方法。

IPC (2件)：

D01F 8/14 ,  D01D 5/34

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開平1-229815
  
• 特開平3-137162
  
• 特開平3-220340