特許
J-GLOBAL ID:200903014366306362
基準局の擬似GPS信号送出システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-303061
公開番号(公開出願番号):特開平7-159508
出願日: 1993年12月02日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】GPS時刻モニタ誤差がユーザ測距精度に影響しないようにする。【構成】モニタGPS受信機A1はアンテナA2を通じてGPS衛星からのGPS信号を受信すると共に他の基準局からの擬似GPS信号を受信し、各受信信号から衛星/基準局データを検出して基準発振器A3からの基準クロックに同期したクロックパルスに基づいて観測データを求める。データ処理装置A4は、クロックパルスに基づいて受信機A1で得られた衛星/基準局データ、観測データからシュードレンジ誤差値を算出すると共に、これらのデータについてフォーマット化を行って送信データを生成する。送信機A5はPNコードと送信データとを合成することで擬似GPS信号を生成し、基準クロックに同期した搬送波信号を変調し、その変調出力を電力増幅する。アンテナA6は擬似GPS信号をユーザGPS受信機に送出すると共に他の基準局にも送出する。
請求項(抜粋):
地上に設置され、擬似GPS信号を送出することでGPS衛星の一つとして利用される基準局の擬似GPS信号送出システムにおいて、GPS衛星及び他の基準局からの電波を捕捉するGPS受信アンテナと、このGPS受信アンテナを通じて前記GPS衛星からのGPS信号を受信すると共に前記他の基準局からの擬似GPS信号をモニタする受信部、受信したGPS信号、擬似GPS信号からそれぞれ衛星データ、基準局データを検出する衛星/基準局データ検出部、基準クロックに同期したクロックパルスを生成するパルス生成部、そのパルスに基づいて受信したGPS信号及び擬似GPS信号からそれぞれ観測データを求める観測データ演算部を備えるモニタGPS受信機と、このモニタGPS受信機で得られた衛星データ、基準局データ、観測データから送信元のGPS衛星、他の基準局と既知の受信点間の理論距離に対するシュードレンジ誤差値を算出する誤差データ算出部、これらのデータについて所定のデータフォーマット化を行って送信データを生成する送信データ生成部を備えるデータ処理装置と、スペクトラム拡散用のPNコードを発生するPNコード発生部、ここで生成されたPNコードと前記データ処理部からの送信データとを合成することで擬似GPS信号を生成する擬似GPS信号生成部、前記基準クロックに同期した搬送波信号を生成する搬送波生成部、ここで生成された搬送波信号を前記擬似GPS信号で変調する変調器、この変調器の出力を電力増幅する電力増幅器を備える送信機と、前記送信機からの擬似GPS信号を送出する送信アンテナとを具備する基準局の擬似GPS信号送出システム。
前のページに戻る