特許
J-GLOBAL ID:200903014369997285

インクジェット式印字ヘッドの駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 喜三郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-057874
公開番号(公開出願番号):特開平10-250061
出願日: 1997年03月12日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】インクジェット式記録ヘッドにて低温度環境かつ高駆動周波数でもインクが供給不足になることを防ぎ、それにより環境温度の違いによるインクの吐出特性差を少なくする。【解決手段】圧電振動板を充電または放電してインクが充填している圧力発生室を膨張、収縮させてインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室を収縮させる行程(t1)と駆動電圧維持行程(t2)と前記圧力発生室を膨張させる行程(t3)とを持つ駆動波形を備え、t1とt2とt3の合計時間が、圧電振動板の固有振動周期Tの(n+1/4)倍(n=1,2,3)から、温度環境の減少に伴って、上記固有振動周期Tの(n+3/4)倍若しくはTの(n-1/4)倍に変動させていくことにより、低温度環境下での高駆動周波数におけるインクの供給不足を解消することで、温度環境によるインク吐出特性差を減らす。
請求項(抜粋):
ノズル開口と共通のインク室に連通する圧力発生室と、圧力発生手段とを備え、駆動電圧を維持する行程、充電行程と放電行程の3つの行程を適宜に組み合わせて、前記圧力発生手段により圧力発生室を膨張、収縮させて、インクの吸引、ノズル開口からのインク滴吐出を行うインクジェット式ヘッドの駆動方法において、前記圧力発生室を収縮させる行程(t1)と駆動電圧維持行程(t2)と前記圧力発生室を膨張させる行程(t3)とを持つ駆動波形を備え、t1とt2とt3の合計時間が、インクの環境温度に応じて圧力発生手段の固有振動周期Tの(n+1/4)倍(n=1,2,3)から、Tの(n+3/4)倍の帯域で変化していくことを特徴とするインクジェット式印字ヘッドの駆動方法。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055

前のページに戻る