特許
J-GLOBAL ID:200903014380410490

光ファイバ干渉型伸縮量測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 澤野 勝文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-231116
公開番号(公開出願番号):特開平9-072720
出願日: 1995年09月08日
公開日(公表日): 1997年03月18日
要約:
【要約】【課題】 石油パイプラインなどに沿って一本の測定用光ファイバを取り付けるだけで、その長手方向に設定された多数の測定エリアの伸縮量を個別に検出して、事故などにより伸縮した場合にその位置を正確に検知できるようにする。【解決手段】 測定用光ファイバ(1)の光路上に多数設定された測定エリア(A1〜An) の両端に対となる参照光反射用及び測定光反射用のファイバグレーティング(R1〜Rn,M1〜Mn) を配設し、そのブラッグ反射波長を対となるファイバグレーティング同士で等しく設定すると共に、各測定エリア(A1〜An) ごとに異なる値に設定し、光源(2)の照射光を各ブラッグ反射波長を中心としてその反射波長帯の範囲内で変化させたときに、各測定エリア(A1〜An) から反射された参照光と測定光が干渉して生ずる光強度変化の回数に基づいて各測定エリア(A1〜An) ごとに長さを算出し、予め算出した長さと比較して伸縮量を算出するようにした。
請求項(抜粋):
測定対象物に取り付けてその伸縮量を検出する測定用光ファイバ(1)が波長可変型コヒーレント光源(2)に接続されると共に、その光路上には所定長さの測定エリア(A1〜An) が多数設定され、前記各測定エリア(A1〜An) には、光源(2)に近い方の端部及び遠い方の端部に参照光反射用ファイバグレーティング(R1〜Rn) 及び測定光反射用ファイバグレーティング(M1〜Mn) が対となって配設されると共に、参照光反射用ファイバグレーティング(R1〜Rn) 及び測定光反射用ファイバグレーティング(M1〜Mn) のブラッグ反射波長は、対となるファイバグレーティング同士で等しく、各測定エリア(A1〜An) ごとに前記光源(2)の波長可変範囲内で異なる値に設定され、前記光源(2)には、照射するコヒーレント光の波長を、各測定エリア(A1〜An) 毎にそのファイバグレーティングのブラッグ反射波長に等しく設定すると共に、当該ブラッグ反射波長を中心として反射波長帯の範囲内で変化させる光源駆動回路(3)が接続され、前記測定用光ファイバ(1)には、前記各測定エリア(A1〜An) の各ファイバグレーティング(R1〜Rn,M1〜Mn) から反射された参照光と測定光が重ね合わされた干渉光を分岐して取り出す干渉光導光ファイバ(5)が接続され、前記干渉光導光ファイバ(5)には、前記光源駆動回路(3)によりコヒーレント光の波長を各測定エリア(A1〜An) 毎にそのファイバグレーティング(R1〜Rn,M1〜Mn) のブラッグ反射波長(λ1 〜λn)を中心としてその反射波長帯の範囲内で変化させたときに生ずる干渉光の光強度変化を検出する光センサ(6)が接続され、光センサ(6)には、その光強度変化の回数を計数するカウンタ(7)と、その回数に基づいて各測定エリアの長さを算出し予め算出した長さと比較して各測定エリアごとに伸縮量を算出する伸縮量算出手段(8)が接続されたことを特徴とする光ファイバ干渉型伸縮量測定装置。
IPC (3件):
G01B 11/02 ,  G01B 9/02 ,  G02B 6/00
FI (3件):
G01B 11/02 G ,  G01B 9/02 ,  G02B 6/00 B

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