特許
J-GLOBAL ID:200903014387112908

光ファイバ多孔質母材の製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-309093
公開番号(公開出願番号):特開2002-121045
出願日: 2000年10月10日
公開日(公表日): 2002年04月23日
要約:
【要約】【課題】 光ファイバ多孔質母材にクラックが発生するのを防止できる光ファイバ多孔質母材の製造方法を得る。【解決手段】 第1層形成用バーナ及び第2層形成用バーナからの火炎が光ファイバ多孔質母材6の成長が行なわれている領域に触れている面の温度を制御するに際し、光ファイバ多孔質母材6の成長方向に座標をとり、第1層形成用バーナからの火炎と第2層形成用バーナからの火炎との干渉部に相当する点をH点、光ファイバ多孔質母材6の第1層の先端部をA点、A点からH点までの距離の1/3の距離に相当する点をP点とした場合、P点とA点との間のPA間領域の最高温度T1 (単位:°C)と、P点とH点との間のPH間領域の最高温度T2 (単位:°C)との間に、-60≦(T1 -T2 )≦20の関係が成立するように光ファイバ多孔質母材6の成長状態を制御する。
請求項(抜粋):
反応容器と、前記反応容器内にその上部から垂下されていてほぼ鉛直な軸線の回りに回転すると共に上下に昇降する回転軸と、前記反応容器内で前記回転軸の下端に同心的に支持されていて前記回転軸と一緒に回転し昇降する出発母材と、前記反応容器の容器内に少なくとも一部が存在しており前記出発母材の下部または該出発母材の下部に形成された光ファイバ多孔質母材の下部に対向して前記光ファイバ多孔質母材を形成する少なくとも2本のバーナとを用いて、内側から第1層、第2層の順に配置された少なくとも2層の組成の異なる多孔質ガラス層をほぼ軸線方向に成長させて光ファイバ多孔質母材を製造する際に、前記光ファイバ多孔質母材の成長が行われている領域の表面温度を対応箇所からの赤外線を検出することにより測定し、その測定結果をもとに前記光ファイバ多孔質母材の成長状態を制御する光ファイバ多孔質母材の製造方法において、前記光ファイバ多孔質母材を形成する少なくとも2本のバーナとしての第1層形成用バーナ及び第2層形成用バーナからの火炎が前記光ファイバ多孔質母材の成長が行なわれている領域に触れている面の温度を制御するに際し、前記光ファイバ多孔質母材の成長方向に座標をとり、前記第1層形成用バーナからの火炎と前記第2層形成用バーナからの火炎との干渉部に相当する点をH点、前記光ファイバ多孔質母材の前記第1層の先端部をA点、前記A点から前記H点までの距離の1/3の距離に相当する点をP点とした場合、前記P点と前記A点との間のPA間領域の最高温度T1 (単位:°C)と、前記P点と前記H点との間のPH間領域の最高温度T2 (単位:°C)との間に、-60≦(T1 -T2 )≦20の関係が成立するように前記光ファイバ多孔質母材の成長状態を制御することを特徴とする光ファイバ多孔質母材の製造方法。
IPC (3件):
C03B 37/018 ,  G02B 6/00 356 ,  G02B 6/20
FI (3件):
C03B 37/018 A ,  G02B 6/00 356 A ,  G02B 6/20 Z
Fターム (5件):
2H050AC27 ,  2H050AC62 ,  4G021EA01 ,  4G021EB11 ,  4G021EB26
引用特許:
審査官引用 (5件)
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