特許
J-GLOBAL ID:200903014449761800

磁気特性の良好な方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-105304
公開番号(公開出願番号):特開平7-316656
出願日: 1994年05月19日
公開日(公表日): 1995年12月05日
要約:
【要約】【目的】 磁気特性および製品外観の優れた方向性珪素鋼板を工業的に安定的に生産できる製造方法を提案する。【構成】 脱炭焼鈍前に表層C 量をあらかじめ0.06wt% 以下とし、脱炭焼鈍の際の昇温速度を500 〜800 °Cの間10〜20°C/ 秒とし、P H2O / P H2が0.3 〜0.5 の雰囲気中800 〜850 °Cで脱炭焼鈍し、最終仕上げ焼鈍の雰囲気を850 °Cまでは窒素または不活性ガスとし、1000°C以上で水素に切り換えて仕上げ焼鈍する。
請求項(抜粋):
インヒビター成分として、少なくともAl: 0.010 〜0.06wt%およびN:0.0030〜0.0120wt% を含有する方向性珪素鋼素材に熱間圧延を施した後、1 回ないし中間焼鈍を挟む2 回以上の冷間圧延を施して最終板厚とし、さらに脱炭焼鈍、ついで焼鈍分離剤を塗布して最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程によって方向性珪素鋼板を製造するに当たり、該脱炭焼鈍の開始前に該方向性珪素鋼板の最表層の炭素含有量を0.06wt% 以下となすこと、および該脱炭焼鈍に際し 500〜800 °Cの間の該鋼板の昇温速度を10〜20°C/ 秒とし、かつ該脱炭焼鈍を酸化度(P H2O /P H2)が0.3 〜0.5 の雰囲気中で 800〜850 °Cで行うこと、および該最終仕上げ焼鈍に際し、該鋼板を窒素あるいは不活性ガス中で少なくとも850 °Cまで昇温した後、水素雰囲気中1100°C以上で焼鈍することを特徴とする磁気特性の良好な方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501

前のページに戻る