特許
J-GLOBAL ID:200903014465083979

金属光輝色を呈する装飾トリム、その製造方法および該方法に使用する積層フィルム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-001243
公開番号(公開出願番号):特開平10-193549
出願日: 1997年01月08日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 曲げ力を作用させた場合でも金属薄膜層にクラックが生じにくく、クラックが生じたとしても発錆や剥離の発生を効果的に抑制することができ、金属光輝色を長期にわたり安定に維持し得る装飾トリムを提案し、併せて、このような装飾トリムを製造するに適した方法と、その方法に使用するに適した積層フィルムを提案することである。【解決手段】 本発明による装飾トリムは、装飾頭部上に金属光輝部を設けたものであり、この金属光輝部を構成する積層フィルムには、例えばスパッタリング法や加熱蒸着法等の真空金属化処理により、全面が一体の金属光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状の金属粒子が全周を谷部に包囲されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を有する金属薄膜層が形成されている。この金属薄膜層上には透光性および可撓性を有する薄い透明フィルム層が形成され、この透明フィルム層は金属粒子を被覆すると共に谷部に入り込んでいる接着剤層に密着している。
請求項(抜粋):
可撓性を有する合成樹脂製の長尺なトリム材本体と、該トリム材本体における装飾部の表面に被着され、かつ、金属光輝色を呈する積層フィルムよりなる短冊状の装飾テープと、前記トリム材本体を所定位置に取り付けるべく、該トリム材本体の裏面側に配置される取り付け手段とを具える装飾トリムであって、前記積層フィルムは、(a) 裏面が所定の粗度に形成された合成樹脂製の透明フィルム層、(b) 該透明フィルム層の裏面に裏面の粗面に密着するように真空金属化処理により形成された金属薄膜層、(c) 該金属薄膜層の裏面に形成された接着剤層、並びに(d) 該接着剤層の裏面に形成され、かつ、前記トリム材本体における装飾部の合成樹脂と相溶性を有する材料からなるベースフィルム層、を順次に含み、前記金属薄膜層は、透明フィルム層を通して全面が一体の金属光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状の金属粒子が周囲を谷部により包囲されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を有しており、前記装飾テープは、前記透明フィルム層側が前記装飾トリムの外表面側に位置し、かつ、前記ベースフィルム層がトリム材本体における装飾部の表面に被着されてトリム材本体と一体化され、これにより前記金属薄膜層の表面が前記透明フィルム層を透過して外部から目視可能とされていることを特徴とする、金属光輝色を呈する装飾トリム。
IPC (6件):
B32B 33/00 ,  B32B 7/10 ,  B32B 15/08 ,  B32B 31/12 ,  B60J 10/02 ,  B60R 13/04
FI (6件):
B32B 33/00 ,  B32B 7/10 ,  B32B 15/08 H ,  B32B 31/12 ,  B60R 13/04 Z ,  B60J 1/02 101 F
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭63-286337
  • 特開平2-167742
  • 特開平4-110143
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