特許
J-GLOBAL ID:200903014496264653

オレフィン重合固体触媒成分の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-247869
公開番号(公開出願番号):特開平6-100620
出願日: 1992年09月17日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【構成】アルミノキサンを無機酸化物に接触反応させて担持して得た固体触媒成分に、遷移金属化合物を接触反応してオレフィン重合固体触媒成分を製造する際にアルミノキサンを過剰に用いて無機酸化物と接触反応させた後に固体触媒成分を分離して得られる未反応のアルミノキサンをそのまま或いは該反応での消費分相当のアルミノキサンを加えて、次回の無機酸化物との接触反応に繰り返し再使用してオレフィン重合固体触媒成分を製造する方法に関する。【効果】未反応のアルミノキサンを特定の濃度にして繰り返し再使用することにより、実質的に未反応のアルミノキサンを廃棄することなく、効率良く高活性のオレフィン重合固体触媒成分を経済的に製造することができる。
請求項(抜粋):
トリアルキルアルミニウムを水で加水分解して得られる下記一般式(化1)あるいは(化2)(式中、Rは炭素数1〜4の炭化水素残基、nは1〜50の整数を示す。)で表されるアルミノキサンを、【化1】【化2】無水あるいは10重量%以下の吸着水を有する無機酸化物に接触反応させて担持して得た固体触媒成分に、さらに下記一般式の(化3)あるいは(化4)(式中、AおよびBは1価または2価の不飽和炭化水素残基、またはMと結合している窒素原子、酸素原子、珪素原子、燐原子または硫黄原子を含む互いに同じか異なる配位子であり、A’およびB’はRで架橋された同じかまたは異なる1価または2価の不飽和炭化水素残基、またはMと結合している窒素原子、酸素原子、燐原子または硫黄原子を含む配位子を、Rは2価の窒素原子、酸素原子、珪素原子、燐原子または硫黄原子を含む残基または側鎖を有してもよい直鎖状飽和炭化水素残基またはその直鎖の炭素原子の一部または全部が珪素原子、ゲルマニウム原子もしくは錫原子で置換されている残基を、Mは周期律表第4族または第5族から選ばれる金属原子を、そしてXはMと結合したハロゲン原子、炭素原子、窒素原子、酸素原子、珪素原子、硼素原子、燐原子または硫黄原子を含む配位子)で表される遷移金属化合物を、【化3】【化4】接触させてなるオレフィン重合固体触媒成分を製造する方法において、該アルミノキサンを過剰に用いて無機酸化物と接触反応させた後に固体触媒成分を分離して得られる未反応のアルミノキサンを、そのまま或いは該反応での消費分相当のアルミノキサンを加えて、次回の無機酸化物との接触反応に繰り返し再使用することを特徴とするオレフィン重合固体触媒成分の製造方法。
IPC (2件):
C08F 10/00 ,  C08F 4/642 MFG
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-074415
  • 特開昭61-296008
  • 特開平3-074415
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