特許
J-GLOBAL ID:200903014498212740

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-203545
公開番号(公開出願番号):特開平5-027389
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処理して最終的に得られる色素画像、特にイエロー色素画像の褪色や変色を防止する。【構成】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料に、例えば下記化1で表されるイエロー色素形成カプラーの少なくとも一種と、アミド系又はリン系褪色防止剤の少なくとも一種とを含有させる。下記化1中、Zはカップリング離脱基を、Yはアリール基を表す。【化1】
請求項(抜粋):
下記一般式(1)又は(2)で表わされるイエロー色素形成カプラーの少なくとも一種と、下記一般式〔a-I〕、〔a-II〕、〔a-III〕、〔a-IV〕〔a-V〕又は〔a-VI〕で表わされる化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。【化1】〔式中、X1 およびX2 は、各々独立に、脂肪族基、芳香族基または複素環基を表し、X3 は>N-とともに含窒素複素環基を形成する有機残基を表し、Yは芳香族基または複素環基を表し、Zは該一般式で示されるカプラーが芳香族第一級アミンカラー現像主薬の酸化体と反応したとき離脱する基を表す。〕【化2】〔式中、Ra1は-C(=O)-Ra21 、-S(=O)n3-Ra21 、-C(=O)O-Ra21 、-P(=O)(Ra22 )(Ra23 )、-C(=O)N(Ra21 )(Ra24 )または-S(=O)n4N(Ra21 )(Ra24 )を表わし、Ra1で2量体以上の多量体を形成してもよい。Za1およびZa2は、それぞれ同じであっても異なっていても良く、該窒素原子と炭素原子で結合する2価の連結基を表わし、Za1、Za2、Xa1および該窒素原子で形成される含窒素複素環は5〜8員環である。Xa1は-O-、-S(=O)n5-、-N(Ra25 )-または-C(Ra26 )(Ra27 )-を表わす。Ra21 は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表わし、Ra22 およびRa23 はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わし、Ra24 は水素原子、脂肪族基または芳香族基を表わす。Ra25 は脂肪族基またはRa1と同義であり、Ra26 およびRa27 はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、脂肪族基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、脂肪族アシルオキシ基または芳香族アシルオキシ基を表わす。n3およびn4は、各々、1または2を表わし、n5は0、1または2を表わす。Ra22 とRa23 、Ra21 とRa24 、およびRa26 とRa27 は互いに結合し、5〜8員環を形成していても良い。ただし、Za1、Za2、Xa1および該窒素原子で表わされる含窒素複素環が2,2,6,6-テトラアルキルピペリジン環を形成することはない。〕【化3】〔式中、Xa2およびXa3は、それぞれ同じであっても異なっていても良く、-N(Ra36 )(Ra32 )、-C(=O)N(Ra31 )(Ra32 )、-S(=O)n6N(Ra31 )(Ra32 )または-P(=O)(Ra33 )N(Ra31 )(Ra32 )を表わす。Xa2およびXa3の炭素数の総和は6以上である。Za3は単なる結合手またはXa2とXa3の結合距離に寄与する原子数が7以下の2価の脂肪族基を表わす。Ra36 は、-C(=O)Ra34 、-S(=O)n7Ra34 または-P(=O)(Ra34 )(Ra35 )を表わす。Ra31 は、-C(=O)Ra34 、-S(=O)n7Ra34 、-P(=O)(Ra34 )(Ra35 )、芳香族基または脂肪族基を表わす。Ra34 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、脂肪族アミノ基または芳香族アミノ基を表わし、Ra35 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わす。n6は1または2を表わす。n7は1または2を表わす。Ra32 は水素原子、複素環基またはRa31 で規定された基を表わす。Ra33 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わす。Za3が単結合の場合、Ra31 またはRa32 で二量体以上の多量体を形成していても良い。Ra36 とRa32 、Ra31 とRa32は互いに結合し5〜8員環を形成していても良いが、2,2,6,6-テトラアルキルピペリジン環を形成することはない。また、Xa2およびXa3が同時に-C(=O)N(Ra31 )(Ra32 )である場合には、Za3はメチレンまたはモノ置換メチレンであることはない。〕【化4】〔式中、Ra2は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、-C(=O)Ra41 、-S(=O)n8Ra41 または-P(=O)(Ra41 )(Ra42 )を表わす。Ra3は-C(=O)Ra41 、-S(=O)n9Ra41 又は-P(=O)(Ra41 )(Ra42 )を表わす。Ra4は水素原子、脂肪族基、芳香族基、-C(=O)Ra43 または-S(=O)n9Ra43 を表わす。Ra2、Ra3およびRa4の炭素数の総和は8以上である。Za4は-O-または-S-を表わす。Ra41 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、脂肪族アミノ基または芳香族アミノ基を表わし、Ra42 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わす。Ra43 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族アミノ基または芳香族アミノ基を表わす。n8は1または2を表わす。n9は1または2を表わす。Ra2、Ra3またはRa4で二量体以上の多量体を形成していても良い。Ra2とRa3は互いに結合して5〜8員環を形成していても良いが、2,2,6,6-テトラアルキルピペリジン環を形成することはない。〕【化5】〔式中、Ra5は-C(=O)Ra51 、-S(=O)n10 Ra51 または-P(=O)(Ra51 )(Ra52 )を表わし、Ra6は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基またはRa5で規定された基を表わす。Ra7はハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、ニトロ基、シアノ基、-C(=O)Ra53 または-S(=O)n11 Ra53 を表わす。n1は1〜3の整数を表わし、n2は0、1〜4の整数を表わし、n1+n2は6以下の整数である。Ra51 およびRa53 は、各々独立に、脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、脂肪族アミノ基または芳香族アミノ基を表わし、Ra52 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わす。n10およびn11は、各々、1または2を表わす。Ra5とRa6は互いに結合し、5〜8員環を形成していても良く、n2が2以上の時はRa7どうし結合し、5〜8員環を形成しても良く、Ra5またはRa7で2量体以上の多量体を形成していても良い。〕【化6】〔式中、Ra8およびRa9は、各々独立に、水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、-C(=O)Ra61 、-S(=O)n12 Ra61 又は-P(=O)(Ra61 )(Ra62 )を表わし、Za5は二つの窒素原子と共に5〜8員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。ただしRa8とRa9の炭素数の総和は6以上である。Ra61 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、脂肪族アミノ基または芳香族アミノ基を表わし、Ra62 は脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基または芳香族オキシ基を表わす。Ra8またはRa9で二量体以上の多量体を形成していても良い。〕【化7】〔式中、Rb1、Rb2およびRb3は、各々独立に、脂肪族基または芳香族基を表わす。Yb1、Yb2およびYb3は、各々独立に、-O-、-S-または-N(Rb4)-を表わし、m1、m2、m3およびqは、各々独立に、0または1を表わす。Rb4は、水素原子、脂肪族基または芳香族基を表わす。但し、qが1の時、m1、m2およびm3は同時に1であることはなく、qが0の時は、m1、m2およびm3は同時に0であることはない。Rb1、Rb2およびRb3の任意の二つが結合し、該リン原子と共に5〜9員環を形成していても良く、この場合m1、m2およびm3は同時に1であってもかまわない。また、Rb4は、Rb1、Rb2またはRb3と結合し、5〜6員環を形成していても良い。〕
IPC (3件):
G03C 7/36 ,  C09B 57/00 ,  G03C 7/392

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