特許
J-GLOBAL ID:200903014513451977

地盤の液状化検知方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 箕浦 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-233604
公開番号(公開出願番号):特開平10-060875
出願日: 1996年08月15日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】 上端が閉塞した中空管を用いて地震時の過剰間隙水圧の変化を直接測定することにより高い精度で地盤の液状化を予測すること。【解決手段】 上端が閉塞し、下部側面に設けた多数の開口と該開口を通っての土砂の内部への流入を防止するフィルターとからなるストレーナー部を有し、さらに上記ストレーナー部を液状化のおそれのある地盤中のゆるい砂層の部分に位置するように地盤内に設置することにより内側の上部に形成された密封空気室内に該密封空気室内の空気圧を測定する圧力計、及び該密封空気室内の地下水位を測定する水位計を備えた中空管であって、地震時に発生する地盤の過剰間隙水圧によって生ずる地下水の流れをストレーナー部を通して中空管内に導き、地震前後の該密封空気室内の水位をそれぞれ上記水位計で測定し、さらに地震前後の密封空気室内の空気圧をそれぞれ上記圧力計で測定することにより地盤内の過剰間隙水圧の増加量を求めて地盤の液状化の程度を推定することを特徴とする地盤の液状化検知装置。
請求項(抜粋):
上端が閉塞し、下部側面に設けた多数の開口と該開口を通っての土砂の内部への流入を防止するフィルターとからなるストレーナー部を形成した中空管を、液状化のおそれのある地盤中のゆるい砂層の部分に該ストレーナー部を位置させて設置することにより該中空管内の上部に密封空気室を形成し、地震時に発生する地盤の過剰間隙水圧によって生ずる地下水の流れをストレーナー部を通して中空管内に導いて、地震前後における該密封空気室内の地下水位上昇量△L及び水位上昇に伴う密封空気室内の空気圧の上昇量△Pを測定することにより下式から地盤内の過剰間隙水圧の増加量△uを求めて地盤の液状化の程度を推定することを特徴とする地盤の液状化検知方法。△u=γw・△L+△P(但しγwは地下水の密度)

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