特許
J-GLOBAL ID:200903014515853584

分散型データベース更新方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯村 雅俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-161524
公開番号(公開出願番号):特開平7-064843
出願日: 1993年06月30日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】 分散型データベースの更新方法において、業務要件上必要なデータだけを選択的にコミット/ロールバックすることを可能とする。【構成】 ローカルデータベース4上に各データ毎の更新状態を状態フラグ53を用いて記憶する。データの削除では、実際にそのデータを削除するのではなく、そのデータの状態フラグを〈削除〉としたうえでそのまま保存し、データの変更では、実際にそのデータを直接変更するのではなく、状態フラグを〈変更前〉とした変更処理前のデータを保存するとともに、状態フラグを〈変更後〉としたデータの複製を追加してその複製データに変更処理を行ない、データの追加では、そのデータの状態フラグを〈追加〉としたうえでデータベースに追加して、ローカルデータベース上の各データ毎に更新前と更新後の状態を常に保持する。
請求項(抜粋):
管理対象データ毎にマスタ/ローカルを問わずデータベース内で唯一の識別子の発番手段を有し、該識別子によりデータベース内のデータの管理を行なうデータベース管理システムにおける、マスタデータベースからデータの一部を複写して一時的にローカルデータベースを作成し、該ローカルデータベース上で該データの更新を行なった後、更新データに基づきマスタデータベースのデータを更新する分散型データベース更新方法において、ローカルデータベース上のデータ毎に、該データが、マスタデータベースから複写されたままの状態を示す更新無し、ローカルデータベース上で削除された状態を示す削除、新規に追加された状態を示す追加、変更される前の状態を示す変更前、変更された後の状態を示す変更後の何れなのかをフラグを用いて記憶する手順と、データベースのコミット/ロールバック時に対象となるデータを指定する手順とを有し、マスタデータベースからローカルデータベースへのデータの複写時には、該ローカルデータベース上の全ての複写データのフラグを更新無しとし、該ローカルデータベース上でのデータの参照/変更/削除に伴うデータの選択処理では、指定された条件式に、フラグが更新無しまたは追加または変更後であるという条件式をAND条件として付加してデータの選択を行ない、ローカルデータベース上でのデータの追加処理では、追加されたデータに新たな識別子を付与するとともに、前記データのフラグを追加とし、ローカルデータベース上でのデータの変更処理では、変更対象データのフラグが追加および変更後の場合は、該データの変更処理をそのまま行ない、識別子とフラグは変更せず、変更対象データのフラグが更新無しの場合は、該データの複製を生成するとともに、複製元データのフラグを変更前とし、複製したデータのフラグを変更後とするとともに該データの変更処理には複製後のデータ変更内容を反映させ、ローカルデータベース上でのデータの削除処理では、削除対象データのフラグが更新無しの場合は、該フラグを削除とし、削除対象データのフラグが追加の場合は、該データを削除し、削除対象データの状態フラグが変更後の場合は、該データを削除するとともに、該データと同一の識別子を持ちフラグが変更前であるデータのフラグを削除とし、データベースのコミット時には、ローカルデータベース上のフラグが削除または追加または変更後であるデータに対して、コミット対象データを指定する手順によりデータを選択し、選択されたデータのフラグが削除の場合は、該データの識別子と同一の識別子を持つマスタデータベース上のデータを削除するとともに、ローカルデータベース上の前記データを削除し、選択されたデータのフラグが追加の場合は、該データの複製をマスタデータベース上に生成するとともに、ローカルデータベース上の前記データのフラグを更新無しとし、選択されたデータのフラグが変更後の場合は、該データの識別子と同一の識別子を持つマスタデータベース上のデータを前記データと同じ値に変更するとともに、ローカルデータベース上の前記データはフラグを更新無しとし、ローカルデータベース上で該データと同一のデータ識別子を持ちフラグが変更前であるデータを削除し、データベースのロールバック時には、ローカルデータベース上のフラグが削除か追加か変更後の何れかであるデータに対して、ロールバック対象データを指定する手順によりデータを選択し、選択されたデータのフラグが削除の場合は、該データのフラグを更新無しとし、選択されたデータのフラグが追加の場合は、該データをローカルデータベース上から削除し、選択されたデータのフラグが変更後の場合は、該データをローカルデータベース上から削除するとともに、前記データの識別子と同一の識別子を持ちフラグが変更前であるデータのフラグを更新無しとすることを特徴とするデータベース更新方法。
IPC (2件):
G06F 12/00 533 ,  G06F 17/30
FI (2件):
G06F 15/40 ,  G06F 15/401

前のページに戻る