特許
J-GLOBAL ID:200903014516985182

加工物とリベツトとの組付け構造及び組付け方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-065128
公開番号(公開出願番号):特開平5-087108
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 加工物の孔及びリベット間に間隙を生せず、多くの効果を伴う良好な鋲着を実現する。【構成】 金属製リベット118は、加工物の孔113,114,210内に収容されるシャンク119を有し、端面121と截頭円錐形セクション121とを形成する頭部120を備える。端面121は加工物の表面と略同一面をなすと共に、リング形状の膨出形ドーム部を形成し、頭部周囲側壁209を延設する。このドーム部は、周囲側壁209の離間スペース容積より大きな金属容積を有し、この金属容積により、リベットが変形しドーム部が偏平化されるとき、周囲側壁209が半径方向外方に膨張し、加工物の反対孔210を半径方向外方へ押圧変形させ、リベット及び加工物の孔相互間の間隙を十分に埋める。
請求項(抜粋):
孔(113)と裁頭円錘形でかつ加工物及び該孔の側部間で前方へテーパ状(114)でありかつ該孔(113)の方へ伸びる反対孔(210、114)とを有する加工物(110;111、112)と、リベット(118)との組付け構造であって、(a) 該リベット(118)は金属製であって、該加工物の孔(113、114、210)に収容されかつ軸線を画成する軸方向伸長のシャンク(119)を有し、(b) 該リベットは、端面(121)と前方へテーパ状となりかつ前記端面の前方に配置された裁頭円錘形セクション(122)とを有する頭部(120)を含み、(c) 該頭部の端面(121)は、加工物の表面と略同一面であると共に、後方の軸方向へ突出するドーム部(132)を形成し、該ドーム部は略リング形状でシャンクの外面と略軸方向に整合するよう前記軸線の回りに伸びており、(d) 前記リベット頭部は、加工物の反対孔(210)により画成された側壁から半径方向に離間した周囲側壁(209)を有し、該側壁間の離間スペースは容積Aを有し、(e) 該ドーム部(132)は金属容積Bを有し、(f) 該容積Bは容積Aより大きく、リベット変形の間に該ドーム部(132)が偏平化されるとき、該リベット頭部の側壁(209)が半径方向に膨張して前記容積Aの中に入り込んで前記加工物の反対孔(210)の側壁に当接してこれを外方へ押圧して該反対孔側壁を半径方向外方へ変形させることが可能であり、(g) 比率B/Aが1.20:1〜70:1の範囲内にある、ことを特徴とする加工物及びリベットの組付け構造。

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