特許
J-GLOBAL ID:200903014523119296

制動力配分制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-319369
公開番号(公開出願番号):特開平6-144177
出願日: 1992年11月04日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】【目的】 制動力配分制御装置において、制動力配分制御を適切な時期に開始し得るようにする。【構成】 車輪速度検出手段S1,S3によって車両前方の車輪FRと車両後方の車輪RRの車輪速度を検出し、これらの検出出力に基づき比較手段M1において車輪FRと車輪RRの車輪速度を比較する。この比較結果に応じて駆動手段M2によって液圧制御弁VRを駆動し、車輪RRの制動力を車輪FRの制動力に対し所定の関係となるように調整する。一方、制動状態判定手段M4にて、車両に対し所定の制動力を超える制動作動が行なわれたと判定されたときには、制御前パルス増圧制御手段M5は駆動手段M2による液圧制御弁VF,VRの駆動制御を開始し、ブレーキ液圧の保持と増圧を所定の時間間隔で繰り返すように制御する。開始判定手段M3にて所定の開始条件を充足したと判定されたときには、制御前パルス増圧制御手段M5による車輪RR側の制御を停止し、制動力配分制御に移行する。
請求項(抜粋):
車両前方の車輪に装着し制動力を付与する前輪用ホイールシリンダ及び車両後方の車輪に装着し制動力を付与する後輪用ホイールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液を昇圧し前記前輪用及び後輪用ホイールシリンダの各々にブレーキ液圧を付与する液圧発生装置と、該液圧発生装置と前記前輪用及び後輪用ホイールシリンダの各々との間に介装し前記ブレーキ液圧を制御する液圧制御弁と、前記車両前方及び車両後方の車輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出出力に基づき前記車両前方の車輪と前記車両後方の車輪の車輪速度を比較する比較手段と、前記液圧制御弁を駆動制御する駆動手段であって、少くとも前記比較手段の比較結果に応じて前記後輪用ホイールシリンダ側の液圧制御弁を駆動し前記車両後方の車輪の制動力を前記車両前方の車輪の制動力に対し所定の関係に調整する制動力配分制御を行なう駆動手段と、通常の制動作動時は前記駆動手段による制動力配分制御を禁止し、所定の開始条件を充足したときに前記駆動手段による制動力配分制御の開始を許容する開始判定手段と、前記車両に対し少くとも所定の制動力を超える制動作動が行なわれたか否かを判定する制動状態判定手段と、該制動状態判定手段により所定の制動力を超える制動作動が行なわれたと判定されたときには前記駆動手段による前記液圧制御弁の駆動制御を開始し、前記前輪用及び後輪用ホイールシリンダのブレーキ液圧の保持と増圧を所定の時間間隔で繰り返すように制御する制御前パルス増圧制御手段とを備え、前記開始判定手段が前記所定の開始条件を充足したと判定したときには、前記駆動手段は前記制御前パルス増圧制御手段による前記後輪用ホイールシリンダのブレーキ液圧の制御を停止し、前記制動力配分制御に移行するように制御することを特徴とする制動力配分制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/26 ,  B60T 8/32
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭58-199259
  • 特開平1-233149
  • 特開昭63-312256
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