特許

J-GLOBAL ID：200903014538979151

耐食性、成形性および材質均一性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板およびその製造方法

発明者： 河野 雅昭 ,  佐藤 進 ,  小林 真 ,  池田 東至朗
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 杉村 暁秀 (外4名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-167029
公開番号（公開出願番号）：特開平10-017999
出願日： 1996年06月27日
公開日（公表日）： 1998年01月20日
要約：

【要約】【課題】 フェライト系ステンレス熱延鋼板の耐食性および成形加工性を改善すると共に、長手方向にわたる材質均一性を向上させる。【解決手段】 フェライト系ステンレス熱延鋼板において、特にTiおよびNbのうちから選んだ1種または2種を、次式の関係(Ti/48+Nb/93)/(C/12+N/14)> 1.5(Ti+Nb)<0.5 wt%を満足する範囲において含有させると共に、鋼中に含まれる炭化物につき、その平均粒径を、表層部(最表層〜1/5 厚さ)で0.02μm 以上、板厚中央部位置(2/5〜3/5 厚さ)で0.05μm 以上に制御する。

請求項（抜粋）：

C:0.02wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、Mn:0.8 wt%以下、 P:0.05wt%以下、S:0.03wt%以下、 Cr:10〜25wt%、N:0.02wt%以下、 Ni:1.0 wt%以下、Al:0.1 wt%以下を含み、かつTiおよびNbのうちから選んだ1種または2種を、次式の関係(Ti/48+Nb/93)/(C/12+N/14)> 1.5(Ti+Nb)<0.5 wt%を満足する範囲において含有し、残部は実質的にFeの組成になり、さらに、鋼中に含まれる炭化物の平均粒径が、表層部(最表層〜1/5 厚さ)で0.02μm 以上、板厚中央部位置( 2/5〜3/5 厚さ)で0.05μm 以上の条件を満足することを特徴とする、耐食性、成形性および材質均一性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。

IPC (6件)：

C22C 38/00 302 ,  B21B 3/02 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/50 ,  C22C 38/54

FI (6件)：

C22C 38/00 302 Z ,  B21B 3/02 ,  C21D 8/02 D ,  C21D 9/46 Q ,  C22C 38/50 ,  C22C 38/54