特許
J-GLOBAL ID:200903014582442254
可変バルブタイミング装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-090276
公開番号(公開出願番号):特開平6-299814
出願日: 1993年04月16日
公開日(公表日): 1994年10月25日
要約:
【要約】【目的】リングギヤを移動範囲の圧力室側端部から背圧室側端部へ移動させる際の応答性悪化や、背圧室側端部に保持する際の流体圧低下を招くことなく、リングギヤを背圧室側端部から中間位置へ移動させる際の応答性を高める。【構成】リングギヤ11が移動範囲の中間位置へ移動したときに閉塞される背圧逃がし通路25と、背圧室16の底部16aで開口する背圧調整通路26とを設ける。カムシャフト本体2に、遠心力により背圧調整通路26を開閉するガバナバルブ27を一体回転可能に取付ける。オイルポンプ14及び背圧室16間を連通し、同オイルポンプ14からの作動油10を直接背圧室16内へ導入可能な連通路41を設ける。カムシャフト本体2内には、ガバナバルブ27による背圧調整通路26の閉塞時に連通路41を開放し、かつ背圧調整通路26の開放時に連通路41を閉塞するためのスプールバルブ37を設ける。
請求項(抜粋):
内燃機関のバルブ駆動用カムシャフトの外周に設けられ、かつ同内燃機関の作動にともない回転駆動されるプーリと、前記カムシャフト及びプーリ間に同カムシャフトの軸線方向への往復動可能に設けられ、前記カムシャフト及びプーリの各スプラインに噛み合うスプラインを自身の内外周面に有し、かつ少なくともその一方がヘリカルスプラインである円筒状リングギヤと、前記リングギヤの一端側の圧力室へ加圧流体供給源からの流体を導き、その流体圧を前記リングギヤに作用させるための供給路と、前記リングギヤの他端側の背圧室内に配設され、同リングギヤを前記流体圧とは反対方向へ付勢する付勢部材とを備え、前記加圧流体供給源からの流体圧と、付勢部材の付勢力及び背圧室内の流体の背圧とにより、リングギヤをカムシャフトの軸線方向へ移動させ、プーリの回転をヘリカルスプラインにてカムシャフトに伝達し、同プーリに対するカムシャフトの回転位相を変化させてバルブの開閉時期を調整するようにした可変バルブタイミング装置において、前記カムシャフトとリングギヤとの間、及びリングギヤとプーリとの間に設けられ、バルブの開閉時期調整時に同リングギヤが摺動する摺動部と、前記摺動部に面して開口する開口部を有し、リングギヤが移動範囲の中間位置へ移動したときに、前記開口部がリングギヤにより閉塞される背圧逃がし通路と、前記摺動部における背圧逃がし通路の開口部よりも背圧室の底部寄りで開口する背圧調整通路と、前記カムシャフトに一体回転可能に取付けられ、機関回転数が所定値よりも低いときには弁体にて背圧調整通路を開放し、かつ機関回転数が所定値以上のときには、カムシャフトの回転にともない発生する遠心力により弁体を移動させて背圧調整通路を閉塞する背圧調整通路開閉弁と、前記加圧流体供給源及び前記背圧室間を連通し、同加圧流体供給源からの流体を直接背圧室内へ導入可能な連通路と、前記連通路に設けられ、前記背圧調整通路開閉弁の弁体による背圧調整通路の閉塞時には連通路を開放し、かつ、同弁体による背圧調整通路の開放時には連通路を閉塞するための連通路開閉弁とを設けたことを特徴とする可変バルブタイミング装置。
IPC (2件):
F01L 1/34
, F01L 13/00 301
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