特許
J-GLOBAL ID:200903014609369260

樹脂成形品の射出成形方法及び成形用金型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260219
公開番号(公開出願番号):特開平7-112448
出願日: 1993年10月18日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】ウエルドラインの発生の抑制を高い確実性をもって実現して外観品質の向上を図り、しかも、射出開始から終了に至るまでの内圧の著しい低減を図り、もって、型締め圧力の低減を可能とする。【構成】第1の開閉バルブが開放され、可塑化ポリプロピレン(可塑化PP)がキャビティ9内に射出される。次に、その可塑化PPが第1のダイレクトゲート16を囲うように配設された第2のダイレクトゲート18を「約40mm」通過した時点で第2の開閉バルブが一斉に開放される。このため、第2のダイレクトゲート18から射出された可塑化PPは、既に射出された可塑化PPの内部から楔状に外方へ向かって流れる。このため、ウエルドラインの抑制の確実性がより高められる。また、第2の開閉バルブの開放と同時に、第1の開閉バルブが閉鎖される。そのため、内圧が著しく上昇することがない。
請求項(抜粋):
樹脂成形品(1)の意匠面側を形成するための第1の金型(7)と前記樹脂成形品(1)の非意匠面側を形成するための第2の金型(8)とを型締めし、前記樹脂成形品(1)形成用のキャビティ(9)を形成するキャビティ形成工程と、前記キャビティ(9)に開口するよう前記第2の金型(8)に形成された少なくとも1つの第1のゲート(16)から、可塑化された樹脂を前記キャビティ(9)内に射出する第1段射出工程と、前記キャビティ(9)に開口するよう前記第2の金型(8)に形成されるとともに、前記第1のゲート(16)よりも外周側に位置する少なくとも1つの第2のゲート(17,18,19,20)の部分を、前記第1のゲート(16)から射出された樹脂が通過した後、前記第2のゲート(17,18,19,20)から、可塑化された樹脂を前記キャビティ(9)内に射出する第2段射出工程と、前記第2段射出工程とほぼ同時に、前記第1のゲート(16)からの射出を停止させる第1段射出停止工程と、前記キャビティ(9)内に可塑化された樹脂が充填され、その後前記樹脂が固化した後、前記第1及び第2の金型(8,9)を分割する金型分割工程とを備えたことを特徴とする樹脂成形品の射出成形方法。
IPC (2件):
B29C 45/00 ,  B29C 45/26

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