特許
J-GLOBAL ID:200903014636737069

内燃機関のEGRガス冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-081582
公開番号(公開出願番号):特開平11-280563
出願日: 1998年03月27日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】冷却性能を改善でき、延いては信頼性・排気性能をも改善できるようにした内燃機関のEGRガス冷却装置を提供すること。【解決手段】L1を長く取った導入部17を設けると共に、入口部15を、略直交する方向から導入部17へ接続する構成としたので、排気通路11から導入されるEGRガスを、導入部17内壁で衝突・拡散させたうえに所定距離(L1)助走させてから、複数の伝熱管19へ導入させることができる。従って、EGRガスを複数の伝熱管19に対して均一の流速分布で導入させることができ、延いてはある偏った伝熱管19に極端に高速でEGRガスが導入されることを回避できる。このため、従来、流速の高い部分で発生していた局所的な熱伝達率の増加を抑制できるので、冷却水の沸騰を回避でき、冷却効率を高く維持できる。また、吸気温度の低下と許容EGR率限界を改善できるため、排気性能も改善できる。更に、冷却水の沸騰を抑制できるので伝熱管19の破損等も抑制できる。
請求項(抜粋):
EGRガスを導入するための略筒状のEGRガス入口部と、前記EGRガス入口部に略直角に接続される略筒状の導入部と、EGRガス下流側で前記導入部に接続され、EGRガスが通過する伝熱管が複数内装されると共に、これら伝熱管の外周部を冷却する冷却部を備えた胴管と、前記胴管にEGRガス下流側で接続され、EGRガスを排出するための略筒状の出口部と、を備え、前記伝熱管内を通過するEGRガスを前記冷却部で冷却するようにした内燃機関のEGRガス冷却装置において、前記導入部の内容積を機関排気量の所定係数倍以上、若しくは前記導入部の内容積を所定時間当たりに導入される最大EGRガス流量の所定係数倍以上としたことを特徴とする内燃機関のEGRガス冷却装置。

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