特許
J-GLOBAL ID:200903014639269465
マイクロマニピュレータとそれに使用するセルプレート
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
澤野 勝文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-147127
公開番号(公開出願番号):特開平9-322756
出願日: 1996年06月10日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 大腸菌のように動きの速い微生物や微粒子でも、これを一個だけ確実にマイクロピペット内に吸引できるようにする。【解決手段】 セルプレート2に、媒質液を貯留する第一セル11A及び第二セル11Bを形成し、当該各セル11A及び11B同士を微小検体の自由移動を阻止する狭小な誘導路12で連通させた。そして、微小検体の浮遊しない媒質液を第二セル11B内に注入して貯留させた後、微小検体が分散浮遊する媒質液を第一セル11A内に注入して貯留させ、次いで、第一セル11Aに貯留された媒質液中の特定の微小検体にレーザ光を照射して当該微小検体をレーザトラッピング手段7によりトラップした状態で第二セル11Bまで強制的に移動させれば、この間に他の微小検体が狭小な誘導路12を通って第二セル11B内に移動することはないので、第二セル11B内には1つの微小検体しか存在しないことになる。したがって、この第二セル11B内の媒質液をマイクロピペットで吸引すれば、微小検体を一つだけ確実に吸引できる。
請求項(抜粋):
セルプレート(2)に保持させた媒質液に分散浮遊している微小検体中から選びだした微小検体(3)をマイクロピペット(6)で吸引するマイクロマニピュレータであって、前記セルプレート(2)は、そのプレート本体 (10) に、多数の微小検体が分散浮遊した媒質液を貯留する第一セル(11A) と、微小検体が浮遊しない媒質液を貯留する第二セル(11B) が、夫々その上面を開口して所定間隔離れて形成されると共に、微小検体の自由移動を阻止する狭小な誘導路(12)を介して互いに連通され、当該セルプレート(2)の第一セル(11A) に貯留された媒質液に分散浮遊する微小検体中から選んだ微小検体(3)にレーザ光を照射して当該微小検体(3)をトラップするレーザトラッピング手段(7)と、当該レーザトラッピング手段(7)により微小検体(3)をトラップした状態で、セルプレート(2)を移動させるか又はレーザ光を走査させて、当該微小検体(3)を前記第一セル(11A) から前記誘導路(12)を通って前記第二セル (11B)に移動させる検体分離手段(8)と、前記第二セル(11B) に移動した微小検体(3)を、当該第二セル (11B)内に進退可能なマイクロピペット(6)で吸引する検体吸引手段(9)とを備えたことを特徴とするマイクロマニピュレータ。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
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