特許
J-GLOBAL ID:200903014646097874

ボイラ配管突合せ溶接部の超音波探傷方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-177096
公開番号(公開出願番号):特開平9-026418
出願日: 1995年07月13日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】【課題】 ボイラ配管突合せ溶接部を探傷し溶接欠陥を評価するのに、短時間で熟練者を必要としない超音波探傷方法を提供する【解決手段】 各種屈折角の超音波ビームを走査する走査型探触子とA・Bスコープ共用探傷器を用い、(1)探触子で固定屈折角45°の超音波ビームを、既知欠陥を含む標準試験片に当て、標準感度で設定のAスコープ上に、距離・振幅特性曲線を予め作成し、(2)探触子により各種屈折角の超音波ビームを溶接部に走査して、標準感度で設定のBスコープに、超音波ビームのパスを含む断層で探傷した欠陥の像を写し、(3)Bスコープ上で求めた欠陥深さから欠陥までの屈折角45°ビーム路程を算出し、(4)Bスコープの感度を低減していき、欠陥像の検出限界感度を求め、(5)Bスコープから算出した屈折角45°ビーム路程と検出限界感度とを(X,Y)として、距離・振幅特性曲線と比較して、溶接部の欠陥を大きさ判定する。
請求項(抜粋):
各種屈折角の超音波ビームを走査する電子走査型の探触子とA・Bスコープ共用探傷器を用いて、ボイラ配管の突合せ溶接部を超音波探傷する方法において、前記探触子により屈折角45°に固定した超音波ビームを、大きさ、位置が既知の欠陥を内蔵する標準試験片に当てて、標準感度で設定されたAスコープ画面、すなわちX軸にビーム路程、Y軸に欠陥エコー高さを示す画面上に、合否基準となる距離・振幅特性曲線を予め作成し、該特性曲線を記憶し、かつ該特性曲線のY値は前記標準感度を尺度として記憶し、前記探触子により各種屈折角の超音波ビームを、前記突合せ溶接部に走査して、前記標準感度で設定されたBスコープ画面、すなわちX軸には探触子が接する探触面での該探触子からの距離を、Y軸には探触面からの深さを示す画面に、各種屈折角の超音波ビームのパスを含む断層で探傷した欠陥の像を写しだし、前記Bスコープ画面上で求めた欠陥の深さから該欠陥までの屈折角45°のビーム路程を算出し、前記Bスコープ画面の感度を前記標準感度から低減していき、欠陥の像が消える直前の検出限界感度を求め、Bスコープ画面から算出した屈折角45°ビーム路程と前記検出限界感度をそれぞれX値,Y値として、前記距離・振幅特性曲線と比較して、溶接部の欠陥を大きさ判定することを特徴とするボイラ配管突合せ溶接部の超音波探傷方法。
IPC (3件):
G01N 29/22 504 ,  G01N 29/04 502 ,  G01N 29/10 505
FI (3件):
G01N 29/22 504 ,  G01N 29/04 502 ,  G01N 29/10 505
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭63-067564
  • 特開昭59-009555
  • 特開平1-237450
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