特許
J-GLOBAL ID:200903014689900301
ローリングピストン型圧縮機
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-079268
公開番号(公開出願番号):特開平6-288373
出願日: 1993年04月06日
公開日(公表日): 1994年10月11日
要約:
【要約】【目的】ローリングピストン型圧縮機の各摺動部において、機械摩擦損失を低減し、摺動条件を緩和する。【構成】従来、別体部品であるベーンとローラとを一体化し、ローラとクランクピン部を球面対偶として、従来の線接触による荷重支持に対し面接触による荷重支持を行う構造とする。【効果】耐久性が高く、組立の容易なローリングピストン型圧縮機を提供することが出来る。
請求項(抜粋):
円筒状内周面を持つシリンダと、前記シリンダの円筒状内周面の両端部を閉塞する複数のサイドプレートと、前記シリンダと前記複数のサイドプレートとに囲まれた空間の中でその円筒状外周面が前記シリンダの円筒状内周面と常に微小な隙間を維持しながら公転運動をするローラと、前記ローラに公転運動を与える駆動機構部品であるクランクシャフトと、前記シリンダの円筒状内周面と前記ローラの円筒状外周面と前記複数のサイドプレートとにより囲まれた密閉空間を更に複数の密閉空間に仕切るベーンとを構成要素に持ち、前記ローラの公転運動に伴い前記複数の密閉空間のそれぞれの容積が変化する事を利用して気体の圧縮を行うローリングピストン型圧縮機であって、前記ベーンと前記ローラとは、前記ベーンの平行な2平面と前記ローラの円筒状外周面の中心軸とが互いに平行となる状態で、結合もしくは一体成形されており、前記ベーンは、前記シリンダの円筒状内周面の中心軸と平行な前記シリンダ上の一軸線廻りの揺動運動と前記一軸線を含む平面内での進退運動が可能な様に、前記シリンダにより支持される構造であるローリングピストン型圧縮機において、前記ローラは、前記ローラに設けた円筒状内周面に当接する円筒状外周面と球状内周面とを有する球面支持部材、並びに、前記球面支持部材の球状内周面に滑動可能に当接する球状外周面と駆動機構部品であるクランクシャフトのクランクピン部の円筒状外周面に当接する円筒状内周面を有する球面ブッシュを介して、前記クランクピン部により回転支持かつ球面対偶支持される構造である事を特徴とするローリングピストン型圧縮機。
前のページに戻る