特許
J-GLOBAL ID:200903014698809520

3次元高速描画処理のための前処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-250929
公開番号(公開出願番号):特開2000-082155
出願日: 1998年09月04日
公開日(公表日): 2000年03月21日
要約:
【要約】【課題】 3次元描画システムで用いる詳細度テーブルを最適化する。【解決手段】 カレントテーブル50が保持する詳細度テーブルは、オブジェクトのサイズと視点からの距離の組と、オブジェクトの描画に用いるモデルの詳細度との対応関係を表す。シミュレーション部42は、視野内の各オブジェクトのサイズと距離をオブジェクトDB10に基づき求める。そしてサイズ及び距離に対応する詳細度をカレントテーブル50から求め、その詳細度のモデルのポリゴン数をオブジェクトDB10から得、このポリゴン数を視野内の全オブジェクトについて加算する。テーブル調整部44は、その加算結果を3次元描画システムがリアルタイム描画可能なポリゴン数と比較し、加算結果の方が大きい場合は、リアルタイム描画不可能としてカレントテーブル50の設定を調整する。これを所定回数連続してリアルタイム描画可能と判定されるまで繰り返す。
請求項(抜粋):
所定空間内の各オブジェクトごとに詳細度の異なる複数のモデルを有するとともに、オブジェクトのサイズ及び視点からの距離とこれらに対応する詳細度との関係を示す詳細度テーブルを有し、各オブジェクトを前記詳細度テーブルにより特定される詳細度のモデルを用いて描画する3次元描画システムにおいて、前記詳細度テーブルを前記所定空間内のオブジェクト分布に応じて調整する前処理方法であって、(a)前記詳細度テーブルを仮設定するステップと、(b)与えられた視点及び視線方向に基づき前記所定空間内の可視領域を特定するステップと、(c)前記可視領域内に含まれる各オブジェクトのサイズ及び視点からの距離の情報を取得するステップと、(d)取得した各オブジェクトのサイズ及び視点からの距離の情報に基づき、前記詳細度テーブルを参照して前記可視領域内の各オブジェクトを描画する際のモデルの詳細度を特定し、それら各オブジェクトを当該詳細度のモデルを用いて描画した場合の総描画データ量が前記3次元描画システムのリアルタイム処理可能データ量を超えるか否かを判定するステップと、(e)前記ステップ(d)で前記総描画データ量が前記リアルタイム処理可能データ量を超えないと判定された場合は、視点及び視線方向の少なくとも一方を変更して前記ステップ(b)に戻り、前記ステップ(d)で前記総描画データ量が前記リアルタイム処理可能データ量を超えると判定された場合は、前記詳細度テーブルの設定を、前記総描画データ量を段階的に減少させるための所定の規則に従って変更し、前記ステップ(b)に戻るステップと、(f)所定回数連続して前記ステップ(d)で前記総描画データ量が前記リアルタイム処理可能データ量を超えないと判定された場合に、そのときの詳細度テーブルを調整結果として出力するステップと、を含む方法。
IPC (2件):
G06T 17/00 ,  G06T 1/00
FI (2件):
G06F 15/62 350 A ,  G06F 15/66 J
Fターム (7件):
5B050BA07 ,  5B050BA08 ,  5B050EA19 ,  5B050EA28 ,  5B050FA02 ,  5B057CE08 ,  5B057CE20
引用特許:
審査官引用 (1件)

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