特許
J-GLOBAL ID:200903014709312282

ディスクブレーキキャリパのリトラクト機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-320466
公開番号(公開出願番号):特開平5-157132
出願日: 1991年12月04日
公開日(公表日): 1993年06月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 スライドピンブーツの液封シールをキャリパ復帰源として利用することにより、高信頼性の構造簡単低コストのキャリパ復帰装置を得る。【構成】 ピン孔9の入口部に加工されるシール保持溝13を従来よりも少し深くしてその中にリング15を設ける。このリング15は、スライドピン7の外周に一定力以上の力で滑るように嵌めてピンブーツ12の一端に形成されたピン孔入口部の液封シール14に接触させる。キャリパ1が制動により図中右側に動くと、スライドピン7と共にリング15が右方に動いて液封シール14を圧縮し、これによって生じるシールの復元力で除圧時にキャリパが復帰する。従って、機構が極めて簡単であり、スペース、コストの削減が図れる。また、パッドの摩耗に応じてリング15がスライドピン上でスリップしていくので、キャリパ復帰量の変化がなく、復帰量の変化によるブレーキの性能低下も生じない。
請求項(抜粋):
キャリパ、固定部材のいずれか一方に固定されるスライドピンを他方に設けられるピン孔に挿入してキャリパをディスク軸方向スライド自在に支持した浮動型ディスクブレーキにおいて、上記ピン孔の入口部に形成されるスライドピン液封シールの保持溝内にリングを設け、このリングをスライドピンの外周に一定力以上の力で滑るように嵌め、当該リングで制動時に上記液封シールをキャリパの移動方向に圧縮してこの液封シールの復元力で除圧時にキャリパを復帰させるようにしたことを特徴とするディスクブレーキキャリパのリトラクト機構。
IPC (2件):
F16D 65/02 ,  F16D 55/224 111

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