特許
J-GLOBAL ID:200903014736523066

高張力電縫鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-155316
公開番号(公開出願番号):特開平8-325638
出願日: 1995年05月30日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 サスペンションアーム等の自動車足廻り部材に要求されている、曲げ加工性、張出加工性および伸びフランジ成形性等の加工特性に優れた高張力電縫鋼管を製造する。【構成】 C:0.01〜0.10% 、Si:0.005〜1.0%、Mn:0.5〜1.6%、P:0.005 〜0.10%、Al:0.01 〜0.06% 、N:0.001 〜0.005%、Cu:0.1〜0.3%、S:0.005%以下、残り:Feおよび不可避不純物からなるスラブを、加熱温度: 1150〜1250°C、仕上げ温度:Ar3〜Ar3+50°Cで所定の圧下率で熱間圧延し、次いで、60〜100 °C/Sの速度で600 °Cまで冷却し、次いで、50°C/s以下の速度で400 〜500 °Cまで冷却し、該温度で巻き取ることにより熱延鋼帯を調製し、得られた熱延鋼帯を幅絞り率1〜10%で造管し電縫溶接管とする。
請求項(抜粋):
炭素(C) : 0.01 〜0.10wt.%、シリコン(Si) : 0.005〜1.0 wt.%、マンガン(Mn) : 0.5 〜1.6 wt.%、燐(P) : 0.005〜0.10wt.%、アルミニウム(Al): 0.01 〜0.06wt.%、窒素(N) : 0.001〜0.005wt.% 、銅(Cu) : 0.1 〜0.3 wt.%、硫黄(S) : 0.005wt.%以下、残り :鉄(Fe)および不可避不純物からなるスラブを調製し、前記スラブを、加熱温度:1150〜1250°C、仕上げ温度:(Ar3) 〜(Ar3+50°C)で、且つ、(仕上げ温度)〜(仕上げ温度+20°C)の温度域で30%以上の圧下率により熱間圧延し、次いで、60〜100 °C/sの冷却速度で 600°Cの温度まで急冷し、次いで、600 〜500 °Cの温度域を50°C/s以下の冷却速度で、400 〜500 °Cの範囲内の温度まで冷却し、そして、前記範囲内の温度で巻取ることにより熱延鋼帯を調製し、得られた熱延鋼帯を、幅絞り率1〜10%で造管し電縫溶接管とすることにより、引張強度 440N/mm2 以上の電縫鋼管を製造することを特徴とする、加工性および耐食性の優れた高張力電縫鋼管の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/10 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16
FI (3件):
C21D 8/10 A ,  C22C 38/00 301 U ,  C22C 38/16

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