特許
J-GLOBAL ID:200903014745768535

アンチスキツド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-326609
公開番号(公開出願番号):特開平5-131912
出願日: 1991年11月13日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 推定車体速度の一定時間毎の変化量に基づき路面の摩擦係数を推定するアンチスキッド制御装置において、万一全ての車輪が同時にロックしたときにもブレーキ液圧制御開始前に路面の摩擦係数を適切に推定し得るようにする。【構成】 変化量演算手段M2により推定車体速度Vsの一定時間毎の変化量を演算し、路面摩擦係数推定手段M3にて変化量を所定値と比較し走行路面の摩擦係数を推定する。制動力制御手段M4により、少くとも路面摩擦係数推定手段M3の推定結果に応じて圧力制御弁装置Vを駆動し、ホイールシリンダ51へのブレーキ液圧を制御し車輪FRに対する制動力を制御する。ブレーキ液圧制御開始前に、推定車体速度Vsの変化量が所定時間内に所定値を所定回数越えたときには、調整手段M5によって変化量演算手段M2の演算を禁止するとともに、路面摩擦係数の値を低く設定するように調整する。
請求項(抜粋):
車輪に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、該ホイールシリンダにブレーキ液圧を供給する液圧発生装置と、該液圧発生装置及び前記ホイールシリンダを連通接続する液圧路に介装した圧力制御弁装置と、少くとも前記車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段が検出した車輪速度に基づき推定車体速度を演算する推定車体速度演算手段と、該推定車体速度演算手段が演算した推定車体速度の一定時間毎の変化量を演算する変化量演算手段と、該変化量演算手段の演算結果を所定値と比較し走行路面の摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定手段と、少くとも該路面摩擦係数推定手段の推定結果に応じて前記圧力制御弁装置を駆動し前記ホイールシリンダに供給するブレーキ液圧を制御して前記車輪に対する制動力を制御する制動力制御手段と、該制動力制御手段によるブレーキ液圧制御開始前に、前記変化量が所定時間内に前記所定値を所定回数越えたときには前記変化量演算手段の演算を禁止し、推定路面摩擦係数の値を低く設定するように調整する調整手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。

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