特許
J-GLOBAL ID:200903014798291021

並列計算機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-053401
公開番号(公開出願番号):特開平7-262150
出願日: 1994年03月24日
公開日(公表日): 1995年10月13日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ユーザプロセス間のメッセージの転送を、送信先プロセスに割り当てた通信領域に直接書込む方法をとるときに、受信プロセッサ内のキャッシュとメモリとの間での内容の一貫性を補償する。さらに、メッセージを書込む通信領域をメモリ上に常駐させる必要をなくす。【構成】 メッセージ受信時に、メモリ書込む回路241によりメッセージヘッダをメモリ4に書込み、OSは、このメッセージヘッダにて指定される通信領域を指定するキャッシュフラッシュ命令を発行する。キャッシュメモリ11は、この命令によりキャッシュフラッシュするものを使用し、この通信領域に属するデータを無効にする。このデータがメモリ4からキャッシュメモリ11に読み出された後、更新されている場合には、このデータをメモリ4に書き戻す。通信領域がメモリ4からページアウトされている場合には、OSはメッセージヘッダで指定される通信領域をメモリ4に確保する。
請求項(抜粋):
複数のプロセッサユニットと、該複数のプロセッサユニットを相互に接続するネットワークとを有し、各プロセッサユニットは、プロセッサと、そのプロセッサで使用される、プログラムとデータを保持するメモリと、そのメモリ内のデータの写しを保持するキャッシュと、該複数のプロセッサのいずれか一つの送信先プロセッサに、送信すべきデータと、該送信すべきデータを書き込むべき、該送信先プロセッサ内の該メモリ内の位置であって、そのデータを使用すべき送信先ユーザプロセスに割り当てられた通信領域に属するものを指定する情報とを含むメッセージを該ネットワークを介して送信する送信回路と、該複数のプロセッサのいずれか一つの送信元のプロセッサから該ネットワークを介してそのプロセッサに転送されたメッセージを受信する受信回路と、該キャッシュに含まれ、該受信した情報が指定する書込み位置のデータが、該プロセッサの該メモリから該キャッシュに保持されているか否かを判定し、該受信した情報が指定する該書込み位置のデータが該キャッシュに保持されていると判定されたときには、該キャッシュ内の該保持されているデータを無効にする手段と、該無効回路による該キャッシュに保持されたデータの無効の後に、該受信したデータを、該メモリ内の、該情報が指定する書き込み位置に書き込む回路とを有する並列計算機。

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