特許
J-GLOBAL ID:200903014802062695

ベルト式無段変速機の変速制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 正悟
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-188371
公開番号(公開出願番号):特開2000-018347
出願日: 1998年07月03日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】 どのような運転条件においても、必要最小限のプーリ軸推力を用いてベルトスリップの発生を防止しつつ、目標とする変速を実現する。【解決手段】 入力トルクおよび変速比に応じてベルトスリップなしの動力伝達に必要な駆動側および従動側プーリ必要軸推力(Qdrnec,Qdnnec)を求め、車速およびアクセル開度目標変速比(itgt)および目標変速比変化速度(ditgt)を求め、従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)として上記軸推力(Qdnnec)を設定し、目標値(itgt),(ditgt)を得るに必要な駆動側軸推力を駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)として設定する。そして、(Qdrcmd)<(Qdrnec)のときは、駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)として上記軸推力(Qdrnec)を変更設定し、目標値(itgt),(ditgt)を得るに必要な従動側軸推力を従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)として変更設定する。これら目標軸推力(Qdrcmd,Qdncmd)が得られるように駆動側および従動側プーリの軸推力制御を行う。
請求項(抜粋):
エンジン出力を無段階に変速して車輪に伝達するベルト式無段変速機において、駆動側プーリおよび従動側プーリの軸推力を設定して変速比を制御する方法であって、車速およびアクセル開度に基づいて目標変速比(itgt)および目標変速比変化速度(ditgt)を求め、変速機入力トルク(Tin)および変速比(i)に応じてベルトスリップを発生させずに動力伝達を行わせるために必要な従動側プーリ必要軸推力(Qdnnec)を求め、前記従動側プーリ必要軸推力(Qdnnec)を従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)として設定し、前記従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)を用いて変速比を前記目標変速比(itgt)まで前記目標変速比変化速度(ditgt)で変化させるために前記駆動側プーリに必要とされる軸推力を駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)として設定し、前記駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)と前記駆動側プーリ必要軸推力(Qdrnec)を比較し、前記駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)が前記駆動側プーリ必要軸推力(Qdrnec)より大きいときには、前記駆動側目標軸推力(Qdrcmd)と前記従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)とにより、変速制御を行い、前記駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)が前記駆動側プーリ必要軸推力(Qdrnec)より小さいときには、変速機入力トルク(Tin)および変速比(i)に応じてベルトスリップを発生させずに動力伝達を行わせるために必要な駆動側プーリ必要軸推力(Qdrnec)を求め、前記駆動側プーリ必要軸推力(Qdrnec)を駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)として設定し、前記駆動側プーリ目標軸推力(Qdrcmd)を用いて変速比を前記目標変速比(itgt)まで前記目標変速比変化速度(ditgt)で変速させるために前記従動側プーリに必要とされる軸推力を従動側プーリ目標軸推力(Qdncmd)として設定し、上記のようにして設定された前記駆動側および従動側目標軸推力(Qdrcmd,Qdncmd)に基づいて変速制御を行うことを特徴とするベルト式無段変速機の変速制御方法。
IPC (3件):
F16H 9/00 ,  F16H 61/04 ,  F16H 63:06
FI (2件):
F16H 9/00 K ,  F16H 61/04
Fターム (8件):
3J052AA04 ,  3J052AA20 ,  3J052CA23 ,  3J052FB31 ,  3J052GC23 ,  3J052GC46 ,  3J052HA11 ,  3J052LA01
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-279155

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