特許
J-GLOBAL ID:200903014811797908

混濁媒体の三次元相互相関技術による検査時に多重散乱を抑える方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 三中 英治 ,  三中 菊枝
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-586443
公開番号(公開出願番号):特表2004-502927
出願日: 2001年05月25日
公開日(公表日): 2004年01月29日
要約:
【課題】本発明は、三次元相互相関技術を用いて混濁媒体の検査を行い、多重散乱の影響を抑えるようにした携帯型の装置、並びにその装置を調整するための調整方法に関する。【解決手段】装置は、基板(1)を具備し、その上に調節可能なレーザー(2)が傾斜装置にまたはミラーによってレーザービームを検査すべき媒体を満たした水ばち(6)の壁面に直交するように位置決めされている。装置は半透明板(7)を具備しており、半透明板は、幾つかの部分は完全にミラーコートされ他の部分は半透明にミラーコートされており、ビームスプリッタ(4)として作用する。半透明板(7)は位置決め固定部材(18)を用いて基板(1)にしっかりと取着されており、位置決め固定部材(8)の半透明板(7)の支持面(16)は基板(1)に対して或る固定した角度とされている。位置決め固定部材(8)は基板(1)および水ばち取付部材に着脱可能に取着されており、水ばち取付部材は水ばち(6)および基板(1)上に置かれた液が満たされた円筒状半透明容器(70)の置き場を有している。水ばちが連続的に位置決めされることを許容する水ばち取付部材(5)の移動装置もまた基板(1)に設けられている。少なくとも2つの検出光学器の傾動および移動装置が設けられていてそれらが装置の検出側で基板に固定位置決めされるとともに基板が基板(1)上でしっかりとロックされるようになっている。装置には、更に光子増幅器および相互相関または自己相関関数を受取る相関器が設けられている。
請求項(抜粋):
調節のために媒体がテスト容器(6)内に置かれ、交差点がテスト容器(6)内に位置するように傾斜された2つの平行なレーザービーム(B、C)により照らされ、検出光学器(14a、14b)がこの交差点に調節されて検出される散乱光の位置関係がレーザービーム(B、C)のそれと一致するようにし、散乱光が検出光学器(14a、14b)により受入れられるとともに相互相関の振幅が傾斜可能なミラー(15)を用いることにより最適化されている、三次元相関技術を用いて混濁媒体の検査中に多重散乱を抑える方法において、最初にレーザービーム(A)が容器(6)の壁面を直交して打つように方向付けられ且つ反射ビーム(A1)が入射レーザービーム(A)内に戻るように該壁面で反射されて、該レーザービーム(A)は2つの平行なレーザービーム(B、C)にスプリットされ、これら平行なレーザービーム(B、C)はその交差点がテスト容器(6)内に位置するように傾斜され、次のステップにおいてこの交差点を通過するミラー面(87)がテスト容器(6)内に設けられ、交差するレーザービーム(B、C)はそれにより反射され、反射されたレーザービームは検出側に設けられた検出光学器(14a、14b)に受入れられ、ミラー表面(87)は次いで取除かれて弱く散乱している液体がテスト容器(6)に満たされ、相関関数の振幅が最適化されることを特徴とする方法。
IPC (3件):
G01N15/02 ,  G01N15/14 ,  G01N21/49
FI (3件):
G01N15/02 A ,  G01N15/14 P ,  G01N21/49 Z
Fターム (17件):
2G059AA03 ,  2G059AA05 ,  2G059BB04 ,  2G059BB06 ,  2G059BB09 ,  2G059CC19 ,  2G059DD13 ,  2G059EE02 ,  2G059FF02 ,  2G059GG01 ,  2G059JJ11 ,  2G059JJ13 ,  2G059JJ15 ,  2G059JJ22 ,  2G059KK01 ,  2G059KK03 ,  2G059LL01

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