特許
J-GLOBAL ID:200903014827642408

チクソキャスティング法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-263468
公開番号(公開出願番号):特開平9-085409
出願日: 1995年09月18日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 比較的低い圧力で健全なAl合金鋳物を得ることができるチクソキャスティング法を提供する。【解決手段】 示差熱分析曲線aにおいて、共晶溶解による第1山形吸熱部bと、共晶点よりも高融点の成分の溶解による第2山形吸熱部cとが存在するAl合金材料より加熱下で半溶融状態の材料を調製する。1次加圧過程の開始時点を、材料温度Tが第1山形吸熱部bの上昇開始点温度T<SB>1 </SB>と第2山形吸熱部cのピーク温度T<SB>4 </SB>との関係でT<SB>1 </SB><T≦T<SB>4 </SB>の範囲にあるときに設定し、その1次加圧過程にて材料の鋳型キャビティへの充填を終了する。2次加圧過程の開始時点を、材料温度Tが第1山形吸熱部bの上昇開始点温度T<SB>1 </SB>と第1山形吸熱部bの下降終了点温度T<SB>3 </SB>との関係でT<SB>1 </SB><T≦T<SB>3 </SB>の範囲にあるときに設定し、その2次加圧過程で材料を凝固させる。
請求項(抜粋):
示差熱分析曲線(a)において、共晶溶解による第1山形吸熱部(b)と、共晶点よりも高融点の成分の溶解による第2山形吸熱部(c)とが存在する合金材料(5)に加熱処理を施して、固相と液相とが共存する半溶融合金材料(5)を調製し、次いで、加圧下で、前記半溶融合金材料(5)の鋳型キャビティ(4)への充填と、それに次ぐ前記半溶融合金材料(5)の凝固とを行うチクソキャスティング法において、前記半溶融合金材料(5)に対する加圧過程を、1次加圧過程と、それに引続き、且つ1次加圧過程よりも圧力が大である2次加圧過程とに分け、前記1次加圧過程の開始時点を、前記半溶融合金材料(5)の温度Tが前記第1山形吸熱部(b)の上昇開始点(d)の温度T<SB>1 </SB>と前記第2山形吸熱部(c)のピーク(g)の温度T<SB>4 </SB>との関係でT<SB>1 </SB><T≦T<SB>4 </SB>の範囲にあるときに設定する、と共にその1次加圧過程にて前記半溶融合金材料(5)の前記鋳型キャビティ(4)への充填を終了し、前記2次加圧過程の開始時点を、前記半溶融合金材料(5)の温度Tが前記第1山形吸熱部(b)の上昇開始点(d)の温度T<SB>1 </SB>とその第1山形吸熱部(b)の下降終了点(f)の温度T<SB>3 </SB>との関係でT<SB>1 </SB><T≦T<SB>3 </SB>の範囲にあるときに設定する、と共にその2次加圧過程にて前記半溶融合金材料(5)を凝固させることを特徴とするチクソキャスティング法。
IPC (4件):
B22D 17/00 ,  B22D 17/22 ,  B22D 17/32 ,  C22C 1/02 501
FI (4件):
B22D 17/00 Z ,  B22D 17/22 E ,  B22D 17/32 B ,  C22C 1/02 501 B

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