特許
J-GLOBAL ID:200903014871635141

非アルカリ脱膜型潤滑樹脂処理鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 望稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-267431
公開番号(公開出願番号):特開平10-109376
出願日: 1996年10月08日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】防錆油を無塗布で優れた一次防錆性を有し、プレス油を無塗布で優れたプレス加工性を有し、溶接性も優れ、りん酸亜鉛皮膜がなくても充分な上塗り塗膜密着性および耐水2次密着性を有する潤滑樹脂処理鋼板を提供する。【解決手段】片面または両面に、Tgが40〜100 °C、酸価が10〜50のウレタン系樹脂と、Tsが90〜130 °Cのポリエチレンワックスとからなり、付着量が0.5 〜 3g/m2、ウレタン/ポリエチレンの固形分比率が97/3〜80/20 、下記[A]式により定義された造膜率が70〜100 %の皮膜を有することで、前記課題を解決する。滑処理皮膜の造膜率(%)=[(風乾皮膜の粒子数-焼付塗膜の粒子数)/風乾皮膜の粒子数]×100
請求項(抜粋):
熱延または冷延鋼板の片面または両面に、ガラス転移点(Tg)が40°C〜100°Cで酸価が10〜50のウレタン系樹脂と、軟化点(Ts)が90°C〜130°Cのポリエチレンワックスからなり、かつ、ウレタン系樹脂/ポリエチレンワックスの固形分比率が重量比で97/3〜80/20で、下記[A]式により定義された造膜率が70%〜100%である被膜を、付着量で0.5g/m2 〜3.0g/m2 有する非アルカリ脱膜型潤滑樹脂処理鋼板。潤滑処理皮膜の造膜率(%)= [(風乾皮膜の粒子数-焼付塗膜の粒子数)/風乾皮膜の粒子数]×100 ......[A]式(上記[A]式において、粒子数とは、樹脂処理鋼板を液体窒素にて冷却した後急激に力を加えて脆性破壊し、鋼板表面の潤滑皮膜破断面を電子顕微鏡にて1万倍で観察し、明瞭に確認しうるウレタン系樹脂粒子およびポリエチレンワックス粒子の1μm×1μm当たりの数である。)
IPC (5件):
B32B 15/08 ,  B05D 3/02 ,  B05D 7/24 301 ,  B05D 7/24 302 ,  B05D 7/24
FI (5件):
B32B 15/08 G ,  B05D 3/02 ,  B05D 7/24 301 F ,  B05D 7/24 302 G ,  B05D 7/24 302 T

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