特許
J-GLOBAL ID:200903014911523228

車両の空気抵抗低減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-397350
公開番号(公開出願番号):特開2003-191873
出願日: 2001年12月27日
公開日(公表日): 2003年07月09日
要約:
【要約】【課題】 荷箱を積載した状態に加えて、非積載状態でも貨物車両の空気抵抗を低減できる車両の空気抵抗低減装置を提供する。【解決手段】 荷箱12を積載したトレーラ13を牽引可能なトラクタ11のキャビンルーフ15には低減装置21が取り付けられている。低減装置21は、回動支持部25によりキャビンルーフ15に対して回動可能に支持される板22と、板22の後ろに配置されるシリンダ23とを備えている。シリンダ23はピストンロッド23aを押出すことにより、板22の高さを、トラクタ11がトレーラ13を牽引走行する状態の空気抵抗を低減する第1の所定高さH1にするようになっている。また、トレーラ13が牽引されずトラクタ11だけで走行する場合、シリンダ23は、ピストンロッド23aを引込むことにより、板22の高さを、キャビンルーフ15において生じる空気流れの剥離を抑制して空気抵抗を低減する第2の所定高さH2にするようになっている。
請求項(抜粋):
荷箱を取り外し可能、又は荷箱のサイズを変えることによりキャビンルーフと荷箱との高さの差が変わる貨物車両の前記キャビンルーフに設置される車両の空気抵抗低減装置であって、前記貨物車両の空気抵抗を低減する低減部材を備え、前記キャビンルーフに設置された状態で前記低減部材を移動することにより該低減部材の高さを、前記荷箱を積載した走行状態で、前記キャビンルーフより前記荷箱の上面が高いことに起因する空気抵抗を所定の車速において低減可能な第1の所定高さと、前記荷箱を積載しない走行状態、又は前記荷箱の交換により前記貨物車両における空気抵抗が主に空気流れの剥離によって生じる場合の荷箱の高さでの走行状態で、前記キャビンルーフにおいて生じる空気流れの剥離を所定の車速において抑制することにより空気抵抗を低減可能な第2の所定高さとに変更可能なことを特徴とする車両の空気抵抗低減装置。

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