特許
J-GLOBAL ID:200903014955569438

軸受のシール装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-334803
公開番号(公開出願番号):特開平8-170734
出願日: 1994年12月20日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 シール装置の耐外力保持性能を高め、オイルを良好に保持することを可能とする。【構成】 ラジアル軸受の軸受部と外部とを繋ぐ通路の途中に、最狭ギャップ部20aと、所定の条件を満たす出口部20bと、当該出口部20bの外側部20cと、からなるシール部を設け、最狭ギャップ部20aではオイル接触角を45°以下、かつ隙間寸法を5μmないし150μmの範囲に設定し、出口部外端における隙間寸法を最狭ギャップ部の隙間寸法の3倍以上に設定し、シール部の軸方向両端に繋がる圧力調整通路を最狭ギャップ部20aの隙間寸法の2倍以上の隙間を有するように形成することによって、オイル注入量や内部容量のばらつき、回転等によるスラスト軸受の浮上や発熱を原因とする内容量の変化、蒸発や内部混入空気によるオイル容量の変化などが生じても、軸受部に常にオイルを保持するように構成したもの。
請求項(抜粋):
回転部材と固定部材とを相対的に回転自在に支承するラジアル軸受を有し、上記ラジアル軸受の軸受部と外部とを繋ぐ通路の途中に、最狭ギャップ部と、下記1)ないし3)の条件を満たす出口部と、当該出口部の外側部と、からなるシール部が設けられ、上記出口部は、1)前記最狭ギャップ部の外側端の外側に形成された0.5mm以下の隙間区間からなり、2)前記最狭ギャップ部側から見た所定位置の隙間における角度を隙間傾斜角としたとき、出口部外端における隙間傾斜角が45°以下に形成され、3)上記隙間が0.5mmである点の隙間傾斜角が45°以上の場合に、0.5mm以下かつ45°以下の条件を満足する最大隙間部分を出口部外端点とし、上記シール部を構成する相対両面及びその前後におけるオイル接触角が最狭ギャップ部を除いて15°以上に形成されているとともに、前記最狭ギャップ部では、オイル接触角が45°以下、かつ隙間寸法が5μmないし150μmの範囲に設定され、前記出口部外端における隙間寸法が、最狭ギャップ部の隙間寸法の3倍以上に設定され、シール部の軸方向両端に繋がる圧力調整通路が、前記最狭ギャップ部の隙間寸法の2倍以上の隙間を有するように形成されていることを特徴とする軸受のシール装置。

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