特許
J-GLOBAL ID:200903014970622078

焼成接合を用いた細孔付セラミック部品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 一平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-325432
公開番号(公開出願番号):特開平6-172050
出願日: 1992年12月04日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【構成】 まず、目的とするセラミック部品の全体形状について、その細孔形成予定位置を通過する面を境界として、内部側と外部側に分割して得られる内部側分割体及び外部側分割体と同等の形状を有する内部側成形体6及び外部側成形体8を別個に成形する。この成形において、外部側成形体が8の焼成収縮率が内部側成形体6のそれよりも大きくなるように、成形原料等が調整される。次いで、内部側成形体6の外側面7に、細孔形成予定位置に対応する溝9を形成し、外部側成形体8の内部に挿嵌して組み合わせる。この状態で焼成を行い、焼成収縮率の大きい外部側成形体8の内部方向への収縮によって、焼成収縮率の小さい内部側成形体6と接合させて一体化し、焼成接合体10を得る。【効果】 孔径1mm以下の極細の細孔や、これまで不可能であった非直線形状の孔を有するセラミック部品を作製することができる。
請求項(抜粋):
目的とするセラミック部品の全体形状をそのセラミック部品の細孔形成予定位置を通過する面を境界として内部側と外部側とに分割して得られる分割体と同等の形状を有し、かつ、外部側分割体形状を有するものが、内部側分割体形状を有するものよりも大きい焼成収縮率を有する複数個の成形体を、各々別個に成形し、少なくとも内部側分割体形状を有する成形体の外側面か、外部側分割体形状を有する成形体の内側面のどちらか一方に、細孔形成予定位置に対応する溝を形成した後、これらを組み合わせて焼成し、焼成収縮率の差を利用して一体に接合することを特徴とする細孔付セラミック部品の製造方法。

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