特許
J-GLOBAL ID:200903014999769345

グラフト共重合樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-014802
公開番号(公開出願番号):特開平6-228409
出願日: 1993年02月01日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【目的】優れた加工性、耐衝撃性及び耐薬品性を示すグラフト共重合樹脂組成物を提供する。【構成】2種類のABS樹脂とAS樹脂のブレンドからなるグラフト共重合樹脂組成物。ただし、各共重合樹脂はその組成及び配合比率について重量的条件の限定があり、またABS樹脂の一つはゴム粒子がブドウ状の凝集構造を持ち、AS樹脂は含有量0であってもよい。【効果】前記目的を達成しうる。
請求項(抜粋):
下記に示すグラフト共重合体A、グラフト共重合体B及び硬質重合体Cを、下記(1) 〜(3) の組成比率で含んでなることを特徴とする、グラフト共重合樹脂組成物。グラフト共重合体A: グラフト共重合体Aは、下記の通りに定義されるものである。(1) 重量平均粒子径が0.10〜0.65μmであるゴム質重合体ラテックス10〜80重量部(固形分基準)の存在下に、芳香族ビニル単量体30〜80重量%、シアン化ビニル単量体20〜70重量%及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて得たグラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合体100重量部に対して、20〜120重量部の芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、(3) ゴム質重合体が、分散した球状粒子の形態を有すること。グラフト共重合体B: グラフト共重合体Bは、下記の通りに定義されるものである。(1) 共役ジエン系単量体60重量%以上と、これと共重合可能なビニル単量体40重量%以下との単量体混合物を、乳化重合法によって得られた重量平均粒子径が0.05〜0.2μmであるゴム質重合体ラテックス10〜80重量部(固形分基準)の存在下に、芳香族ビニル単量体12〜80重量%、シアン化ビニル単量体8〜70重量%、共役ジエン系単量体2〜60重量%及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて得たグラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合体100重量部に対して、10〜70重量部の芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、(3) ゴム質重合体が、一次粒子が凝集した、平均粒子径が0.4〜3.0μmのブドウ状二次粒子を含有すること。硬質共重合体C: 硬質共重合体Cは、下記の通りに定義されるものである。(1) 芳香族ビニル単量体30〜80重量%、シアン化ビニル単量体20〜70重量%及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混合物を重合させて得た硬質共重合体。【数1】【数2】【数3】
IPC (2件):
C08L 55/02 LME ,  C08L 25/12 LDY

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