特許
J-GLOBAL ID:200903015005921948

潤滑性、成形加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-089606
公開番号(公開出願番号):特開平5-263267
出願日: 1992年03月13日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【構成】 溶剤系熱硬化型樹脂と、前記熱硬化型樹脂に対し特定割合で配合された、固形潤滑剤と防錆顔料とからなり、前記溶剤系熱硬化型樹脂は、飽和ポリエステル樹脂とアミノ樹脂とを部分的に架橋せしめて得られるアミノ変性ポリエステル樹脂と、ビスフェノール型エオキシ樹脂と、アミノ樹脂とからなっている塗料を、亜鉛系めっき鋼板のクロメート被膜の上に塗布しそして加熱硬化することにより、クロメート被膜の上に所定厚さの樹脂被膜が形成された亜鉛系めっき鋼板。【効果】 表面に潤滑油等を塗布しなくても、優れた潤滑性および成形加工性が発揮され、厳しい条件で成形加工が施されても、被膜に損傷や黒化の生ずることがなく、且つ、優れた耐食性を有している。
請求項(抜粋):
亜鉛めっき鋼板または亜鉛系合金めっき鋼板の少なくとも1つの亜鉛系めっき層の上に、クロメート被膜が形成され、そして、前記クロメート被膜の上に、塗料の塗布そしてその加熱硬化による樹脂被膜が形成されている亜鉛系めっき鋼板であって、前記クロメート被膜の量は、金属クロム換算で、鋼板の片面当たり5〜200mg/m2の範囲内であり、前記樹脂被膜の厚さは、鋼板の片面当たり、0.3 〜10.0μm の範囲内であり、前記樹脂被膜は、固形分換算で、 (A) 溶剤系熱硬化型樹脂 : 100重量部、 (B) 固形潤滑剤としての5000以下の平均分子量を有するポリエチレン微粉末 :1〜30重量部、および、 (C) 防錆顔料 :3〜30重量部、からなっており、そして、前記溶剤系熱硬化型樹脂は、(1) 芳香族二塩基酸と、飽和グリコールと、三価以上のポリオールおよび/またはポリカルボン酸とを反応させて得られた飽和ポリエステル樹脂と、そして、アミノ樹脂とを部分的に架橋せしめて得られるアミノ変成ポリエステル樹脂、(2) ビスフェノール型エポキシ樹脂、および、(3) 硬化剤としてのアミノ樹脂、からなっていることを特徴とする、潤滑性、成形加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板。
IPC (4件):
C23C 28/00 ,  B05D 7/14 ,  B32B 15/08 104 ,  C23C 22/00

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