特許
J-GLOBAL ID:200903015008000983

低収縮性フルオルシリコーン熱硬化性ゴム組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-149746
公開番号(公開出願番号):特開平5-186697
出願日: 1992年06月10日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】ゴム組成物に、低減された収縮性及び改善された耐溶剤性を付与する充填剤系を含む熱硬化フルオルシリコーン組成物を提供する。【構成】アルケニル末端基及びシラノール末端基をもつジオルガノポリシロキサン主重合体ゴム及びアルケニル末端基及びシラノール末端基をもつジオルガノポリシロキサン架橋用ゴムを、補強用シリカ充填剤及びアルミノ珪酸カリウム充填剤から構成される二成分充填剤系と反応させ、得られた組成物に次に有機過酸化物触媒を配合することによって、高温における低い収縮性、増加した耐溶剤性及び増加した弾性ならびに優れた伸び、引裂抵抗及び硬度をもつ製品に硬化し得る熱硬化性フルオルシリコーンゴム組成物を得る。
請求項(抜粋):
重量基準で、つぎの成分(1)及び(2)を含有する熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物:(1)成分(A)-(E)を約25°Cないし約180°Cの範囲の温度で反応させることによって得られた組成物;(A)25°Cで約1,000,000ないし約300,000,000センチポイズの粘度をもち、式RR1 SiO及びR2 2 SiO(式中、Rはフルオルアルキル基であり、そしてR1 及びR2 はそれぞれ一価炭化水素基である)の単位を含有してなるアルケニル末端基及びシラノール末端基をもつジオルガノポリシロキサン共重合体約93ないし約98部;ただし該共重合体において、RR1 SiO単位は約36ないし約37重量%の珪素結合型フッ素含有を与えるに足る割合で存在し、アルケニル末端基対シラノール末端基の比は約65:35ないし約75:25の範囲であり、該共重合体の連鎖上のアルケニル基含量は0ないし約0.6重量%であり、該共重合体の珪素結合型アルケニル基の全含量は約0.007ないし約0.02重量%であるものとする;(B)25°Cで約1,000,000ないし約300,000,000センチポイズの粘度をもち、式RR1 SiO及びR2 2 SiO(式中、Rはフルオルアルキル基であり、そしてR1 及びR2 はそれぞれ一価炭化水素基である)の単位を含有してなるアルケニル末端基及びシラノール末端基をもつジオルガノポリシロキサン共重合体約2.0ないし約7.0部;ただし該共重合体において、RR1 SiO単位は約34ないし約35.2重量%の珪素結合型フッ素含量を与えるに足る割合で存在し、アルケニル末端基対シラノール末端基の比は約65:35ないし約75:25の範囲であり、該共重合体の連鎖上のアルケニル基含量は1.2ないし約1.6重量%であり、該共重合体の珪素結合型アルケニル基の全含量は約1.45ないし約1.65重量%であるものとする;なお成分(A)及び(B)の合計は100部である;(C)式KAl2 (AlSi3 O10)(OH)2 又はKAl2 (AlSi3 O10)(F)2 をもちかつ約5.0ないし約6.50m2 /gの表面積、約1.0ないし約20.0μmの平均直径及び約0.5ないし約1.0μmの平均厚みをもつ微粒子状のアルミノ珪酸カリウム充填剤約1ないし約40部;(D)約180ないし約225m2 /gの表面積をもつ予処理された又は非処理の補強用シリカ充填剤約5ないし約60部;及び(E)一般式:HO(R4 2 SiO)y H(式中、R4 は一価の置換又は非置換炭化水素基であり、そしてyは約1ないし約20の値をもつ)を有する縮合性液状ジオルガノポリシロキサン0ないし約50部;たゞし補強用シリカ充填剤(D)が非処理である場合には上記反応温度は約210°Cを超えないものとしかつ成分(E)は非処理シリカ充填剤(D)をその場で処理するに足る量で存在させるものとする;及び(2)触媒量の、有機過酸化物である硬化触媒。
IPC (6件):
C08L 83/07 LRX ,  C08F 2/44 MCQ ,  C08F299/08 MRY ,  C08K 3/34 ,  C08K 3/36 ,  C08L 83/08 LRZ

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